性器ヘルペス治療薬

性器ヘルペスに市販薬はある？

性器ヘルペスに効く市販薬はありません。

性器ヘルペスには抗ヘルペスウイルス薬が効きますが、抗ヘルペスウイルス薬はいずれも医師の処方箋が必要な医療用医薬品です。

抗ヘルペスウイルス薬には、アシクロビルやバラシクロビル、ファムシクロビルなどがあります。

本記事では、性器ヘルペスの治療薬について詳しく解説していきます。

市販の塗り薬は口唇ヘルペスのみ

ドラッグストアに行くと、ヘルペスに効くという市販薬が販売されていますが、
市販の塗り薬は再発の軽症な口唇ヘルペスにのみ適応しています。

性器ヘルペスにも効くと思われる方もいますが、市販の塗り薬は口唇ヘルペスのみとなります。

市販では性器ヘルペスの治療薬は買えない、ということを覚えておいてください。

性器ヘルペスの治療薬

性器ヘルペスの治療の際は、基本的に抗ウイルス薬が用いられます。

症状によって外用で軟膏を用いたり、重症の場合で点滴が行われることがありますが、その場合でも薬の内服が基本となります。

抗ウイルス薬には以下のような治療薬があります。

抗ウイルス成分としてはアシクロビルや、バラシクロビルといった成分が挙げられます。

アシクロビルは性器ヘルペスの治療に最も一般的に使われる成分で、経口薬や外用、点滴に配合されています。

バラシクロビルは経口薬で、アシクロビルのプロドラッグとなります。

性器ヘルペスは、表面では発症していないように見える場合でも体内でウイルスが増殖する病気のため、治療は経口薬を用いた抗ウイルス薬の全身投与となります。

バラシクロビル(バルトレックス)

バラシクロビルとは、体内でアシクロビルに変換されるプロドラッグと呼ばれる抗ウイルス薬です。

性器ヘルペスの治療として使用されることが多い医薬品です。

プロドラッグとは、服用する前は不活性なものの、体内で代謝されることで効果を発揮する医薬品のことです。

プロドラッグには、副作用の軽減、成分の消化管吸収を向上、標的部位への指向性を高めるといった目的があります。

バラシクロビルは、アシクロビルを服用するよりも体への吸収がよくなっているため、アシクロビルと比べて服用回数が少なくて済むといった特徴があります。

バラシクロビルは、服用する量の約54％が体内でアシクロビルに変換されます。

当サイトでおすすめのバルトレックスジェネリック

バルトレックスにはジェネリック医薬品があります。

ジェネリック医薬品のため、先発薬と比べて価格が抑えられており、お求め安くなっています。

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アシクロビル(ゾビラックス)

アシクロビルは性器ヘルペスの治療に最も一般的に使われる抗ウイルス薬です。

先発薬はゾビラックスという名前で、経口薬だけではなく外用薬や点滴にも配合されて使われています。

ヘルペスの初感染時や再発時、再発防止にも用いられ、長期治療の際も用いられます。

ウイルスの増殖を抑制する作用があり、ヘルペスウイルスに感染したとしても発症初期のうちに使うことで、より効果的にヘルペスを治療することができます。

早期治療することにより、病状の悪化が抑制されて症状の改善が早まります。

当サイトでおすすめのゾビラックスジェネリック

ゾビラックスにもジェネリック医薬品があります。

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性器ヘルペスに効く塗り薬はある？

現在、性器ヘルペスに効く塗り薬はありません。

性器ヘルペスの場合、塗り薬によって皮膚や粘膜の表面におけるウイルスの増殖は抑えられるかもしれませんが、
ウイルスは性器の内部でも増殖するため塗り薬だけでの治療が推奨されていません。

そのため、治療は抗ウイルス薬の全身投与が一般的で、重症の場合や免疫不全の患者の場合には抗ヘルペス薬の点滴を行うこともあります。

二次感染の恐れがある場合は、抗生物質の投与をすることもあります。

FDA(アメリカ食品医薬品局)は、市販の抗ウイルス薬の塗り薬使用に際し、耐性ウイルスの出現を増加させる恐れがあるとして警告しています。

ヘルペスは再発を繰り返す病気でもあるため、耐性ができて薬が効かなくなることは避けたいものです。

参考サイト
・ヘルペスと帯状疱疹 Q9 - 皮膚科Q＆A（公益社団法人日本皮膚科学会）

性器ヘルペスの治療法

性器ヘルペスの治療法は、基本的には抗ウイルス薬の服用で治療をします。

重症の患者の場合に点滴を行うこともありますが、ほとんどが投薬治療となります。

治療は体内のウイルスの増殖を抑えて、現れている諸症状を改善させることです。

ヘルペスは再発する病気ですが、再発時は発症していることにも気づかないくらい軽症な人もおり、症状の重さは人さまざまです。

放置してしまうと、症状が重くなった場合にウイルスが増殖することで、発症していない時でも体内のウイルス量が増加します。

そのために再発するリスクや、症状が重くなるリスクも高まるため、発症時にきちんと投薬してケアしておくことが大切なのです。

性器ヘルペスは再発抑制治療も可能

性器ヘルペスが年に6回以上再発するという人には、再発の抑制を目的として抗ウイルス薬を年間通じて投与することがあります。

この治療法ではバルトレックスを用いた臨床試験が海外において行われています。

年間6～8回以上性器ヘルペスの再発を繰り返す患者を1日1回500mg投与する群と、プラセボを投与する群に分けて観察をおこなったところ、
再発リスクを71～85%も低下させるという結果になりました。

また、これによって、パートナーの初感染のリスクを75％も減少させることができるとされています。

再発を抑制するだけでなく、継続的に抗ウイルス薬を用いることでパートナーの安全も担保できます。

参考サイト
・バルトレックス錠 - インタビューフォーム

性器ヘルペスは完治しない

性器ヘルペスは一度感染すると、完治することはありません。

他のウイルス性の疾患とは異なり、ヘルペスの症状がなくなった後でもウイルスが神経節の中で休眠します。

そして周期的に再び活性して増殖し、その人の免疫力が弱まった時などに神経線維を伝わって皮膚に戻り、再度以前と同じような場所にヘルペスを出現させるのです。

体内から駆除することができないウイルスのため、増殖を抑えて発症させないようにするしか対処法がありません。

性器ヘルペスは適切に治療をすることで1～2週間で治まりますが、再発することも多く、多い人で年に10回以上再発することもあります。

再発に備えて性器ヘルペスは治療薬を常備する

現代では、性器ヘルペスの治療にPITという治療法が取り入れられています。

再発に備えて治療薬をあらかじめ用意しておくことで、違和感を感じた時に自分の判断で治療薬を服用するというものです。

これにより全く症状が抑えられるというわけではありませんが、事前に治療薬を服用しておくことでヘルペスの症状を軽くすることができます。

正しく服用することで、1～2回服用しただけで症状が治まってしまうといったこともあります。

ヘルペスは再発する確率が高い病気のため、ヘルペスにかかったことのある人は治療薬を常備しておくことをおすすめします。

参考サイト
・性器ヘルペスにお悩みの方へ｜ワッツヘルペス｜製薬会社のマルホ

性器ヘルペスの治療薬の購入方法

性器ヘルペスは市販薬がく、治療薬を処方してもらうためには病院に行く必要があります。

しかし、個人輸入を利用した海外通販なら処方箋が無くても購入することが可能で、自宅に届けてもらうことができます。

病院に行く必要がないため、誰にも知られることなくヘルペスを治療することも可能です。

本当にヘルペスかどうかを自分で判断することは難しいため、過去にヘルペスと診断を受けた人が治療薬を常にストックしておきたいという時に、海外通販はおすすめできます。

通販で購入できる治療薬と病院処方の違い

海外通販で治療薬を購入する場合は、病院での処方と比べて手間がかかりません。

ネットから注文するだけとなり、処方せんも通院も不要です。

診察費もかからず、病院に行くための必要な時間が少なくなることが最大のメリットです。

また、通販なのでまとめ買いが可能になること、外に出る必要がないため他人に性器ヘルペスを知られることが無いということもメリットのひとつです。

通販のデメリットは、購入した薬を服用する際はすべて自己責任となります。

副作用や使い方、併用してはいけない薬など、あらかじめ自分で確認する必要があります。

また、海外からの発送になるため、商品の到着には時間がかかります。

病院で処方してもらう際は通院が必要になりますが、医師や薬剤師からその時の症状に合わせたアドバイスを受けることができるという点がメリットです。

性器ヘルペスとは？

性器ヘルペスとは、単純ヘルペスウイルス(HSV)の感染によって性器や性器の周辺に水泡や潰瘍などの病変が形成される疾患です。

一般的には、感染している相手との性交によって伝染します。

相手の性器に病変がある時だけではなく、無症状であっても性器の粘膜や分泌液中にウイルスが存在する場合にも感染します。

唾液中にウイルスが排出されている場合には、オーラルセックスによっても感染します。

抗ウイルス薬を服用することで症状は一旦治まりますが、一度感染すると神経節で休眠して定期的に再活性化するため、感染した人はその後長年にわたって再発を経験するという厄介な病気です。

参考サイト
・性器ヘルペスウイルス感染症とは

性器ヘルぺスと口唇ヘルペスの違い

性器ヘルペスも口唇ヘルペスも、どちらも単純ヘルペスウイルスの感染で起こる病気です。

単純ヘルペスには1型(HSV-1)と2型(HSV-2)がありますが、感染後に潜伏する場所が異なっており、1型は頭部の神経、2型はお尻周辺の神経線維に潜伏します。

この潜伏場所が違うことから、1型は口唇ヘルペス、2型は性器ヘルペスになることが多いと思われてきました。

しかし近年はオーラルセックスの一般化によって、1型が性器に、2型が口に感染して症状を起こすことが増えてきており、2つのウイルスの区別は曖昧になってきています。

2つのヘルペスはウイルスで区別はありませんが、唇やその周りに水ぶくれをともなう病変ができる病気を口唇ヘルペス、性器に水ぶくれをともなう病変ができる病気を性器ヘルペスと呼びます。

他のヘルペスウイルスが原因となる病気に帯状疱疹がありますが、こちらは水痘・帯状疱疹ウイルスが発症原因となり、他人から感染することはありません。

性器ヘルペスの感染経路・原因

性器ヘルペスは、性交渉が主な感染経路です。

性交渉時に性器の皮膚や表面に、ただれやウイルスを含む体液が付着している場合、そこに接触することによって感染します。

2型のヘルペスウイルスは、見た目が正常に見える性器や肛門周辺の皮膚や、症状が出ていない時でも感染します。

ウイルスが混ざっている唾液によっても感染するため、日常生活で感染者とお風呂やトイレ、コップや箸などを共用していると感染します。

また、非常に稀なケースでは、分娩時に母親の産道で新生児が感染することもあります。

性器ヘルペスは主に2型のウイルスによって起こりますが、1型による口唇ヘルペスもオーラルセックスなどを介することで性器に感染することがあります。

性器ヘルペスの症状

性器ヘルペスの症状は、性器や肛門周辺に水ぶくれや潰瘍がおこります。

まず、性器や肛門周辺にかゆみや不快感が現われ、刺激をともないながら赤くなり、小さな水ぶくれができた後、それが潰れて潰瘍となり痛みをともないます。

初回の感染時は耐えきれないほどの激痛となることが多く、人によっては排尿困難や歩行困難になるほど強く出ることもある一方で、感染に気付かないほど軽症で済んでしまう人もいます。

再発時は初回時とほぼ同じ部分に浅い潰瘍ができますが、症状が軽く、1週間ほどで消えることがほとんどです。

また、症状の出方は男女でも多少の違いがあります。

女性の性器ヘルペスの症状

女性の性器ヘルペスの症状は男性よりも重くなることが多く、強い痛みと発熱、排尿困難や歩行困難になることもあります。

主な女性の性器ヘルペスの症状は以下の通りです。

男性の性器ヘルペスの症状

男性の性器ヘルペスの症状は女性と比較して症状が軽く済むことが多く、主な症状は亀頭をはじめとした陰茎全体に多く現れますが、太ももやお尻にも現れることがあります。

また、アナルセックスで感染した場合、肛門周囲や直腸粘膜にも症状が現われます。

主な男性の性器ヘルペスの症状は以下の通りです。

自分が性器ヘルぺスかも？と思ったら

これらと似たような症状が出ている、パートナーがヘルペスだったなど、性器ヘルペスかもしれないと疑う場合は、まず病院に受診し検査することをおすすめします。

ヘルペスは、感染すると知らず知らずのうちに他の人に移してしまう恐れがあるため、症状を感じたら早いうちに医師に相談するようにしましょう。

性器ヘルペスの兆候が見られたら性行為は避けることが望ましいですが、症状が出ていない時はコンドームを使用することで感染リスクを軽減することができます。

口唇ヘルペスに感染している場合は、ウイルスが性器にも感染して性器ヘルペスを発症する危険性もあることから、オーラルセックスを避けるようにしましょう。

診察を受ける際、一般的に男性であれば泌尿器科、女性は婦人科を受診します。

性器だけではなくお尻などに症状が現われている場合は皮膚科、性器に出ていれば性病科でも受診が可能です。

性器ヘルペスに関するよくある質問

性器ヘルペスに関するよくある質問についてお答えしていきます。

治療を開始する前、ヘルペスの疑いがあるという方はぜひチェックしてみてください。

陰部ヘルペスを一日で治す方法はありますか？

性器(陰部)ヘルペスを一日で治す方法はありません。

性器ヘルペスの症状は、適切な治療を行った場合に1～2週間程度で治まります。

性器ヘルペスの治療は、抗ウイルス薬の内服、症状によって外用薬や点滴を用いることもあります。

一日で治るものではなく再発の可能性も高い病気のため、早期に適切な治療を受けることが重要です。

市販のアシクロビル軟膏は陰部にも効果がありますか？

市販のアシクロビル軟膏は陰部に全く効果が無いわけではありません。

しかし、軟膏だけで性器ヘルペスを治療することは推奨されていません。

性器ヘルペスは性器周辺だけではなく、目に見えていない体の内部でもウイルスが増殖する病気のため、治療は経口薬を服用するなどの全身投与が基本となるからです。

軟膏を塗っただけで治療薬を投与しないでいると、ウイルスが増殖した状態を放置することになるため、増殖したウイルスによって症状の重症化を招く可能性があります。

当サイトで取り扱い中の塗り薬

塗り薬は基本的に口唇ヘルペスに使用してください。

性器ヘルペスの場合は経口薬を使用してください。

ヘルペスの市販薬はドラッグストアで購入で切りますか？

ドラッグストアでの購入はできません。

ヘルペスの市販薬としてアシクロビルを含む軟膏が販売されていますが、これらは再発した軽症の口唇ヘルペスのみ適応となっており、性器ヘルペスでの使用はできません。

性器ヘルペスの兆候が見られた場合は、まず医療機関を受診することをおすすめします。

ヘルペスは薬だけもらうことができますか？

ヘルペスの治療薬は、病院によって薬だけを常備薬として処方してもらうということも可能です。

しかし、これは全ての病院で対応しているわけではなく、病院の意向と患者の症状などで対応するかしないかが判断されるものです。

もしも、病院処方と同じ薬だけが欲しいという場合は個人輸入を利用した海外通販で購入できるため、薬をストックすることを目的とするのであればこちらがおすすめです。

本サイトでは、性器ヘルペスに適応のあるジェネリック医薬品を取り扱っております。