避妊具
日本国内ではコンドームを使用した避妊具が販売されていますが、世界を見てみると女性が積極的に使用できる避妊具も数多く存在します。
使用方法や形状などは異なりますが、正しく使用することで高い避妊率があり、自分に合ったものを使用することができます。
避妊具
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避妊具の種類
・エブラ ホルモン剤を配合したパッチを直接肌に張って使用します。 避妊効果は1週間持続します。 |
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・マイルーラVCF6 避妊効果のある有効成分を配合したフィルムを、女性の膣内に挿入して使用します。 3時間有効です。 |
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・ヌーバリング リング状の避妊具で、女性の膣内に挿入して使用します。 装着後1~2週間目は完全に避妊ができていない場合があります。 装着後1週間はその他の避妊具などを併用して使用してください。 装着後3週間ほどで避妊効果が消滅するためちょうど3週間で取り出してください。 |
避妊具について
避妊具の有効成分 | ノルエルゲストロミン/エチニルエストラジオール/ノノキシノール-9/エトノゲストレル |
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避妊具の適応症 | 避妊 |
避妊具の主な副作用 | 頭痛、吐き気、乳房の張り、膣炎、体重増加、ニキビ、月経不順など |
避妊具の使用方法 | 使用方法は商品によって異なるため、詳しくは各商品ページをご覧下さい。 |
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避妊具の目次
避妊具とは
避妊具とは、性行為をする際、望まない妊娠を避けるために使用されるアイテムです。
人間が性行為をする目的は子孫を残すためですが、性行為は同時に夫婦や恋人同士のコミュニケーションのひとつでもあります。
あるいは、肉体的快楽のために行うものでもあります。
快楽のため性行為には、避妊が欠かせません。
たとえば出産費用、子育ての準備などが整っていない若いカップルの場合、妊娠は少なからぬ負担になります。
中絶の葛藤や人生設計の見直しに直面することにもなるでしょう。
そのような望まない妊娠を避けるために、避妊具は開発されました。
パートナーとの愛情を深めたい、でもまだ子供を持つには早い、性的欲求を満たしたいけれど妊娠は望んでいないという方にとって、欠かせないものとなっています。
避妊方法の種類
一般的に避妊具として認知されているものは、男性が装着するコンドームだと思います。
しかし、コンドーム以外にも、避妊の方法として有効とされているものはあります。
避妊具以外での避妊方法として最も知られているのは、女性のピル(経口避妊薬)です。
人工的に排卵を抑さえ、女性の体を妊娠しにくい状態にするというのがピルです。正しく使用していればほぼ100%避妊が出来ます。
現在多く使用されているピルには成分量が抑えられた低用量ピルと、副作用を軽減するためさらに成分量を抑えた超低用量ピルがあります。
性行為の後に服用することで避妊することが出来るアフターピルという避妊薬もあります。
ただし副作用も強く現れるなど、女性の体に負担を強いるものなので、性犯罪に巻きまれる、コンドームの破れ、体外射精の失敗などあくまで緊急避妊用の薬と考えるべきです。
また、女性の卵管を縛って卵子が子宮に移動することを防ぐ卵管結紮手術や、男性の精管を縛って精液に精子が混ざらないようにするパイプカット手術なども避妊方法のひとつです。
避妊具の種類
避妊具にはさまざまなタイプのものがあります。
男性が使用するコンドームはラテックス、ポリウレタンなどを原材料に製造されているサック状のアイテムであり、勃起した状態のペニスにかぶせて使用するものです。
一方、女性が使用するものとしては、女性の子宮内に装着する避妊リング(IUD)や膣内に挿入することで殺精子剤が溶けだして妊娠を防ぐ避妊用のフィルムなどがあります。
そのほか、膣内に挿入して子宮口を覆う避妊具などもあります
海外の避妊具
日本ではコンドームが一般的ですが、海外で販売されている避妊具には多くの種類があります。
・避妊パッチ
女性の腹部、上腕に貼るだけで、ホルモンを吸収して排卵を抑えることで避妊をすることができるパッチです。
2週間前後で交換しつつ使用します。
・殺精子剤
性行為の前に膣内に塗布することで、膣内で精子を殺し精子が卵子に到着することを防ぎます。
ジェル状のものやフィルム、クリームなどタイプはさまざまです。
・避妊インプラント
妊娠を防ぐホルモンを出す長さ4センチほどの避妊具で、女性の腕に埋め込むことで数年間、避妊することが出来ます。
その間に無用となれば取り出すことも出来ます。
・IUD(IUS)
日本でも使用されるようになりつつありますが、もとは海外で盛んに使用されていた避妊具です。
子宮内に装着することで、受精を防ぐ銅イオンを放出する銅付加IUDというタイプが一般的です。
同じく子宮内に装着し、黄体ホルモンを放出して受精や着床を防ぐIUSという器具もあります。
・避妊ダイアフラム
ドーム型の器具で、子宮口にかぶせ、カバーすることで精子の侵入を防ぎます。
・避妊注射
女性ホルモンのバランスを調整して妊娠しにくい状態にすることができるホルモン剤を注射する避妊注射は、海外ではポピュラーな避妊法です。
ファルマシア社が製造するデポ・プロベラというホルモン剤を3ヶ月に1回注射するという方法です。
避妊具を通販で購入するメリット
避妊具には国内外合わせて多くの種類があります。
コンドームやピルは、薬局などで入手することが可能です。
今やコンビニでも商品として陳列されているコンドームですが、他の客や、異性の店員の見られるのは少し恥ずかしいと思う人も多いと思います。
通販なら近所のコンビニでは扱っていないようなタイプの製品も選ぶことが出来ます。
ピルの場合にも日本では認可されていない薬を購入することが出来ます。
また、店頭で購入する際には仕入れ値の関係もあって少し価格が高く設定されていたりしますが、通販ではまとめて商品を購入した際に割引になっていたりと、店頭よりも安く購入することが出来ます。
ピルにおいても、たとえば病院を訪れる時間がない場合にも、通販であれば医師の処方なしに購入することが出来ます。
診察料もかからないので、病院よりも安価に入手することが出来ます。
また、通販の場合には日本で販売していないコンドームも購入する事が出来ます。
例えば、内側にベンゾカインという薬剤が塗布されている早漏防止コンドームがあります。
ベンゾカインは皮膚の感覚を鈍らせる局部麻酔薬で、性行為の際にほどよい締めつけ、吸い込むようなぬくもりによる快感に耐えられずにすぐ絶頂を迎えてしまう=早漏になってしまうという方もじっくり時間をかけて楽しめるようになります。
薬局などで購入する場合
薬局などを利用して避妊具を購入する場合、以下のようなメリットが考えられます。
・すぐに入手できる
・安全性がはっきりしている
避妊具の中でも、特に日本でポピュラーなコンドームは、街のドラッグストアで購入出来ます。
大型量販店やコンビニなどで購入することも可能です。
たとえばあと数時間で恋人が家に来るけどコンドームがないという場合、通販ではなかなか対処できませんが、ドラッグストアやコンビニでの購入なら支払いを済ましてその場で入手することができるという点も大きなポイントです。
通販を利用するよりも価格は少し高くなってしまいがちですが、安全性は店頭での購入の方が信頼出来ます。
ちなみにコンビニでは日用品のコーナーに置いてあることが多く、人目に付きにくいところに陳列してあることがほとんどです。
しかし、すべてのコンビニに置いてあるわけではないので注意し、少し大きめのドラッグストアを選ぶのが無難です。
避妊具の豆知識
望まない妊娠を避け、恋愛のコミュニケーションとして性行為を楽しむこと、そのための試みは、はるか昔から行われてきたものです。
さまざまな試行錯誤を経て男女がそれぞれ使用できる避妊具が生まれました。
さらに避妊以外の作用が得られるアイテムもあるということで、その需要はより高まっています。
ここでは、そんな避妊具についてのさまざまな豆知識をお届けしたいと思います。
避妊具の開発史
ここでは数ある避妊具の中でも特に日本でよく使用されているコンドームの歴史を紹介します。
その歴史は古く、紀元前3000年頃からその歴史は確認されています。
動物の腸や魚の浮袋などを使ったという記録が残っています。
1564年にイタリアの科学者がリネン鞘を発明したところから本格的な試行錯誤が始まり、1800年代にはアメリカやイギリスでゴム技術が発達したことから、ゴム製のコンドームの原型が誕生しました。
日本では明治42年(1909年)になって初の国産コンドームが製造されています。
1920年代初め、ラテックスを素材としたコンドームがポーランドで製品化されて以降、世界中のメーカーがより薄いコンドームの開発に乗り出しました。
2013年には日本において、世界に先がけて0.01ミリ(正確には0.018ミリ)のコンドームが登場し、今に至っています。
避妊だけではない避妊具
男性が使用する避妊具のコンドームには、男女ともに気をつけたい性感染症を予防することが出来ると判明しました。
人から人へ感染するクラミジア菌やHIVウイルスは、さまざまな疾患を引き起こします。
特にHIVウイルスによって引き起こされるエイズは、完全な治療方法が発見されていない病気であるため要注意です(薬を使うことで発症を遅らせることは出来ます)。
そんな中、コンドームはかなり確実性の高い性病予防のひとつといえます。
これらの細菌やウイルスの主な感染経路は性器同士の粘膜接触ですが、コンドームを正しく装着していれば性器同士がじかに触れあうことがなく、感染する可能性はほとんどありません。
女性でも使える避妊具がある
日本では避妊具といえば男性が使用するコンドームが一般的ですが、世界的に見ればコンドームは数ある選択肢のひとつに過ぎません。
女性が使用するタイプの避妊具が数多くあり、より女性が女性の意志に基づいた避妊ができるようになっていると言えます。
日本でもいくつかの避妊具は使用することが可能です。
たとえば、子宮内に挿入することで避妊することができるIUD(子宮内避妊用具)などが挙げられます。
また、こちらは避妊具ではありませんが、経口避妊薬(ピル)も見逃せません。
錠剤を1日1錠服用することで女性ホルモンのバランスを変化させて排卵を抑え、正しくしようしていればほぼ100%避妊が出来ます。
避妊具に関するよくある質問
Q.コンドームの妊娠予防率はどのくらいですか?<>
A.正しく使用している限り、95%以上の高確率で避妊が出来ます。
しかし、装着しているからといって、全く妊娠しないわけではありません。
コンドーム自体が破損していると、破損部分から精子が漏れ出して妊娠につながる可能性もあります。
性行為後、ペニスのサイズが小さくなるとコンドームとの間にすき間ができて精液が漏れることもあり得ます。
できるだけすぐに抜くことを心がけてください。
また、射精前にも微量ではありますが精子が分泌されています。
射精前ではなく、必ず挿入前に装着するようにしてください。
Q.コンドームの性病予防率はどのくらいですか?
A.HIVやクラミジア、淋病といった性器同士の接触で感染する性感染症の場合、避妊率と同じく予防率は90%以上となっています。
ただしこの場合も射精前ではなく挿入前に、つまり性器同士が触れ合う前にきちんと装着する必要があります。
また、性器ヘルペスなど性器自体ではなく性器周辺に症状が現れる性感染症の場合、コンドームで予防ができないこともあります。
性器ヘルペスは皮膚上に大小の水疱ができるというのが代表的な症状です。
パートナーにそのような症状が見られる場合、性行為自体を見合わせるべきであり、早急に治療するようにしてください。
Q.避妊用フィルムやリング(IUD)の妊娠防止率はどのくらいですか?
A.フィルムを膣内に挿入すると中で殺精子剤が溶けだして妊娠を防ぐ避妊用フィルムは、使い方が簡単で70%以上の避妊率があると考えられます。
ただし、体位によっては殺精子剤が漏れ出すことがあったり、殺精子剤の作用がフィルム挿入後20分ほどであったりという注意点もあるので、コンドームとの併用がお薦めです。
一方、子宮内に避妊用の器具を挿入する避妊リング(IUD)は、正しく装着すれば妊娠防止率は約98%となっています。
ただしこちらは病院で処置する必要があるという点には留意すべきです。
Q.ゴムの質感やにおいが苦手な場合どうしたら良いですか?
A.コンドームには、ゴム(ラテックス)以外の素材を使用した商品もあります。
ゴワゴワした質感が苦手な人であれば、ポリウレタンやイソプレンラバーといった互いの肌にフィットする質感のコンドームがおすすめです。
また、特に女性の場合は口を使ったオーラルセックスでコンドームのにおいが気になるということがあるかと思いますが、ゴム臭をカットした製品や香りつきの製品も販売されています。
そのような品を選ぶことで、お悩みから解放されるます。
Q.女性が主導で行う避妊具ってありますか?
A.避妊用ピルや女性用のコンドームと言われているペッサリー、膣内に直接装着することで避妊作用に期待できるIUDなど、女性が主導で行う避妊具はいくつかあります。
特にピル、IUDはコンドームと並んで避妊成功率が高い方法です。
また、皮膚に貼ることでピルと同じ作用を発揮する避妊パッチ、膣内に挿入することで精子を殺して避妊する殺精子剤を含む避妊用フィルムなどもあります。
日本では未認可なので病院や薬局では購入できませんが、通販サイトを利用して海外から取り寄せることは可能です。
関連ページ
参考サイト
・避妊 - Wikipedia