デエビゴ

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デエビゴの特徴

※発送時期によりパッケージが異なる場合がございます。

デエビゴは、オレキシン受容体拮抗薬に属する睡眠薬です。

レンボレキサントを主成分としており、脳の覚醒を維持する神経伝達物質の働きを妨げて自然な睡眠を誘発します。

特に、入眠障害や中途覚醒、早朝覚醒の3つのタイプの不眠症に対する効果が高いです。

従来の睡眠薬に比べると依存性が極めて低いため、長期的な使用でも耐性がつきにくいです。

デエビゴの効果

デエビゴは、中時間作用型の睡眠薬です。

服用してから30分で効果が現われて1時間半ほどでピークに達し、その後効果は緩やかに消失していきます。

即効性に優れているため、寝つきが悪く入眠までに時間がかかる入眠障害の方でもスムーズに自然と眠りにつけます。

また、47～50時間効果が持続するため、夜中に何度も起きてしまう中途覚醒、早朝に目が覚めて再入眠できなくなる早朝覚醒にも効果的です。

参考サイト
・新規オレキシン受容体拮抗薬レンボレキサント（デエビゴ錠®2.5 mg，5 mg，10 mg）の薬理効果と不眠症患者における臨床的有用性

デエビゴの睡眠改善効果

18～64歳の687人と65歳以上の262人の不眠症患者を対象に、デエビゴを服用して入眠するまでにかかる時間と睡眠率を比較する試験が実施されました。

※中途覚醒時間(FAS)
入眠後、一度目が覚めてから再び眠りにつくまでにかかる時間

対象者をランダムにグループに分けをし、5mgと10mgを6ヶ月間投与した結果、5mgでは入眠時間が約21.81分短縮し、中途覚醒時間は約46.75分減少しています。

10mgでは、入眠時間が約28.21分短縮しており、中途覚醒時間は約41.95分の減少です。

睡眠率はいずれも約14％向上しており、試験結果からデエビゴの睡眠改善効果が高いことがわかります。

参考サイト
・デエビゴ錠 医薬品インタビューフォーム - (4)検証的試験1)有効性検証試験　1.第Ⅲ相臨床試験(国際共同303試験)

デエビゴの強さ

医師を対象に行ったアンケート調査では、デエビゴが日本国内で最も処方頻度の高い睡眠薬であるという結果が出ています。

実際には効き目の強さや効果の現れ方は個人差があるものの、デエビゴは有効で強いとされていることから高い効果を期待する方も多いです。

不眠症患者を対象とした試験では、デエビゴに次いで処方頻度が高いマイスリーとの効果の比較もされています。

デエビゴの入眠時間はベースラインから約19～21分短縮されているのに対し、マイスリーでは約7分の短縮と控えめです。

また、マイスリーの中途覚醒時間はデエビゴよりも8分ほど長く、睡眠率の向上も9.50％に留まっています。

試験結果においても、デエビゴはマイスリーに比べて睡眠改善効果が優れていることが認められています。

関連コラム
⇒2025年最新版！最強の睡眠薬ランキング！タイプ別におすすめの睡眠薬も紹介

参考サイト
・睡眠薬、レンボレキサントがゾルピデム人気を大きく上回る：日経メディカル

・デエビゴ錠 医薬品インタビューフォーム - (4)検証的試験1)有効性検証試験　2.第Ⅲ相臨床試験(外国 304 試験)

デエビゴの作用機序

デエビゴの有効成分であるレンボレキサントは、脳の覚醒を維持するオレキシンの受容体を阻害します。

オレキシンの働きを弱めて、脳を覚醒状態から睡眠状態へ切り替えることで自然な睡眠を誘発します。

オレキシンには1受容体と2受容体があり、デエビゴは2受容体を阻害する作用が強くなっています。

近年の研究では、2受容体の方が覚醒と睡眠のリズムの調節、レム睡眠からノンレム睡眠への移行に深く関わっていることが示唆されています。

これらの働きによって、入眠がスムーズになり入眠障害や中途覚醒、早朝覚醒などの不眠症が改善されます。

他の睡眠薬と比較すると作用時間が長いですが、朝になるにつれて自然とオレキシンが活性化されるため、眠気が翌日まで残ることはほとんどありません。

参考サイト
・不眠症治療薬「デエビゴ™」（一般名：レンボレキサント）、日本において製造販売承認を取得 | ニュースリリース：2020年 | エーザイ株式会社

デエビゴの購入方法

デエビゴは、日本国内でも処方される睡眠薬のひとつです。

医師により不眠症と診断されると、保険適用で処方してもらうことが可能です。

本来は1回の処方で14日分までと制限されていましたが、2021年に処方日数制限が解除されています。

ただし、一般的には30日分を上限としている病院がほとんどで、1ヶ月分以上を処方してもらうことは難しいです。

また、デエビゴを処方してもらうには病院へ出向く必要があり、手間と時間がかかります。

多忙で通院する時間を確保できない方や通院に手間がかかるという方には、個人輸入を利用して入手する方法があります。

個人輸入であれば医師による診察や処方箋が不要で、睡眠薬をはじめとする医療用医薬品を手軽に購入できるためおすすめです。

関連コラム
⇒睡眠薬は市販でも購入できる？おすすめ商品と病院処方との違いを解説！

デエビゴの服用方法

デエビゴは、1日1回5mgを就寝直前に服用します。

初めは5mgから服用をスタートし、5mgで効果が不十分だった場合は10mgへ増量することも可能です。

ただし、1日の最大摂取量は10mgまでとします。

体質や体格、体調によっても効き目の強さや効果の現れ方には個人差があるため、様子をみながら用量を調節してください。

分割して服用した場合の有効性や安全性は認められていないため、錠剤を割ったり砕いたりするのは避けてください。

関連コラム
⇒睡眠薬の正しい飲み方を解説！タイミングや食事の影響についても紹介

食事とアルコール

デエビゴは、空腹時の服用が推奨されており、食事中や食後すぐの服用は避けることが望ましいです。

食後に服用すると、空腹時に比べて最大血中濃度に到達するまでの時間が2時間ほど遅れ、血中濃度も23％低下します。

効果が減弱する原因となるため、デエビゴを服用する3時間以内の食事は避けてください。

また、デエビゴ服用中の飲酒は避けてください。

レンボレキサントの血中濃度を上昇させたり、中枢神経を抑える作用を増強させたりする危険性があります。

参考サイト
・【デエビゴ】　食事の影響について教えてください。食後、どのくらい時間を空けて服用すればよいですか？ | 【医療関係者向け】Q&A hotline Eisai

デエビゴ使用中の注意点

・一度起きてから活動する場合は服用しない
判断力や注意力の低下、眠気が残る場合があるため、睡眠時間をしっかり確保できる時のみ服用しましょう。

・翌日車の運転など危険の伴う作業は注意する
デエビゴ服用9時間後の自動車運転能力に対する影響について、臨床試験が実施されています。

その結果、8日間の反復投与において運転能力に軽微な低下が認められています。
プラセボと比較して有意な影響は認められなかったものの、体質や体調などにより翌朝まで効果が続くこともあるため、十分に注意してください。

・眠れない場合に追加服用しない
追加服用した場合の安全性や有効性は認められていません。

追加服用により通常よりも効果が増強されて、翌日の日中の活動にも影響を及ぼす恐れがあります。
また、副作用のリスクも高まるため、寝付けなかったり夜中に目が覚めたりした場合でも追加で服用するのは避けてください。

参考サイト
・デエビゴ錠 医薬品インタビューフォーム - （2）臨床薬理試験 1）投与翌朝の自動車運転能力に及ぼす影響

デエビゴの副作用

デエビゴの主な副作用には、傾眠(10.7％)、頭痛(4.2％)、倦怠感(3.1％)、浮動性めまい、悪夢などがあります。

また、第Ⅲ相臨床試験において、副作用の発現率は28.2％(249/884例)でした。

詳しい副作用の症状と発現頻度は以下をご確認ください。

参考サイト
・医療用医薬品 : デエビゴ (デエビゴ錠2.5mg 他) - 11. 副作用

デエビゴの悪夢

デエビゴの副作用として多く挙げられるのが悪夢で、発現頻度は1～3％です。

その理由は、オレキシンに作用することでレム睡眠が増え、眠りが浅い状態が長くなるためだと考えられています。

不眠症の場合は、心身的なストレスが影響して精神状態が不安定になり悪夢を見る頻度が高くなるとも言われています。

悪夢により途中で目が覚めてしまったり、睡眠時間は十分なのに寝た気がしない場合は、デエビゴが合っていない可能性が高いです。

頻繁に悪夢を見るという方は、睡眠薬の切り替えをおすすめします。

デエビゴの依存性

デエビゴは、睡眠薬の中でも依存性が少ないです。

非ベンゾジアゼピン系に属するマイスリーやルネスタなどは、脳の活動を抑えて睡眠を促進するため、依存性も高くなりやすいです。

一方、デエビゴは、睡眠と覚醒のバランスを正常にして自然な眠りへと導くことから、依存する可能性も低いと言われています。

また、臨床試験においても、服用中止後さらに不眠が強くなる反跳性不眠や離脱症状が起こりにくいと報告されています。

脳機能を低下させる従来の睡眠薬とは作用メカニズムが異なるため、長期的な服用で耐性がつく可能性も極めて低いです。

参考サイト
・【デエビゴ】　投与中止によって問題は起こりますか？（退薬症候・反跳性不眠は） | 【医療関係者向け】Q&A hotline Eisai

デエビゴを使用できない人

また、以下に該当する方はデエビゴの使用に注意が必要となります。

高齢者の方は観察を行いながら慎重に投与してください。

また、デエビゴは母乳中へ移行することが認められています。

授乳中はデエビゴの服用を中止する、または治療上の有益性がある場合は授乳の中止を検討してください。

参考サイト
・医療用医薬品 : デエビゴ (デエビゴ錠2.5mg 他)-9. 特定の背景を有する患者に関する注意

デエビゴの併用禁忌薬

現在特に報告されていません。

デエビゴの併用注意薬

以下に該当する医薬品とデエビゴの併用には注意が必要です。

医師に相談したうえで使用してください。

参考サイト
・医療用医薬品 : デエビゴ (デエビゴ錠2.5mg 他)-10.2　併用注意

デエビゴのよくある質問

デエビゴは何時間で効果が切れますか？

デエビゴは、服用後8～9時間ほど睡眠持続効果があるとされています。
一晩を通して穏やかな眠りをサポートしてくれるため、朝まで目覚めることなくしっかりと眠れます。
体内から成分が完全に抜けるまでの時間が明らかにされていませんが、半減期から約10.4日で体内からほぼ消失されると言われています。
ただし、効果が切れる時間には個人差があり、体質や体調によっては早く切れたり逆に長引いたりすることもあるため注意してください。

デエビゴに死亡例はありますか？

臨床試験では、デエビゴ服用による死亡例はありませんでした。
自殺企図や自殺念慮は1件報告されていますが、服用中止後に回復しています。
うつ症状などを引き起こす可能性は低く、添付文書にも自殺企図や自殺念慮に関する注意喚起は記載されていません。
また、重篤な副作用で大発作痙攣や高度の注意力障害があったとの報告がありますが、いずれも発現率は低く死亡には至っていません。

デエビゴを飲むと太るって本当ですか？

デエビゴの服用により、太ってしまう可能性があります。
実際に副作用として、1～3％の頻度で体重増加がみられると報告されています。
これは、オレキシンは覚醒状態の維持だけでなく、食欲の調節にも関与しているためです。
オレキシンの働きが抑えられることにより食欲が増進され、通常よりも摂取カロリーが増えて体重が増加する可能性があります。
すべての人に体重増加がみられるわけではなく、生活習慣や食生活も関係するため注意しましょう。

デエビゴは市販で購入できますか？

デエビゴに限らず、レンボレキサントを有効成分とする睡眠薬は市販されていません。
デエビゴは医療用医薬品に該当するため、医師の診察を受けてから処方してもらう必要があります。
市販での入手はできないため、病院での処方もしくは個人輸入を利用しなければいけません。
個人輸入では、医師による診察がなくても医療用医薬品を購入できるため、病院に行かずにデエビゴを入手したい方は個人輸入を利用すると良いでしょう。

メーカー

Eisai

発送国

香港