なかなか眠りにつけない、寝てもすぐに目が覚めてしまうなど、
不眠の症状にお悩みの方は多くいらっしゃるかと思います。
たとえ一時的な症状であっても、不眠になると様々な不調が出てくるでしょう。
本記事では、市販でおすすめの睡眠薬や病院処方との違いをご紹介します。
市販で買える睡眠薬をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
市販で購入できるおすすめの睡眠薬
緊張や生活習慣の乱れなどで寝つきが悪いと感じた時は、市販の睡眠薬なら気軽に購入できます。
睡眠不足は日々のパフォーマンスの低下につながるため、早めの対策が重要です。
ここではドラッグストアやネット通販でも購入可能な、市販のおすすめ睡眠薬を紹介します。
ドリエル |
ドリエルEX |
ナイトテクト |
ナイトロンS |
ネオデイ |
アロパノール メディカル顆粒 |
ナイトミン |
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特徴 | TVCMでも人気 寝つき悪い・眠りが浅い方へ |
ソフトカプセルタイプ ラベンダーの香りでアロマ効果 |
丸い錠剤タイプで1回2錠の服用 | 中身が液状のソフトカプセル | 直径7mmの小型錠 飲みやすい |
7種類の生薬からできている 顆粒状の漢方薬 |
日本初の加齢などによる 睡眠の質の低下に働きかける 機能性表示食品 |
有効成分 | ジフェンヒドラミン塩酸塩25mg | ジフェンヒドラミン塩酸塩50mg | ジフェンヒドラミン塩酸塩25mg | ジフェンヒドラミン塩酸塩25mg | ジフェンヒドラミン塩酸塩50mg | 抑肝散水製乾燥エキス650mg | 酸棗仁湯エキス1500mg |
使い方 | 就寝約30分前 1日1回2錠 |
就寝約30分前 1日1回1錠 |
就寝前 1日1回2錠 |
就寝前 1日1回2錠 |
就寝前 1日1回1錠 |
1日3回食間 1回1包 |
夕食後 1日1粒 |
副作用 | 発疹 食欲不振 頭痛など |
発疹 食欲不振 頭痛など |
発疹 食欲不振 頭痛など |
発疹 食欲不振 頭痛など |
発疹 食欲不振 頭痛など |
発赤 胃部不快感 下痢など |
特に報告されていません |
販売単位 | 1箱6錠/3日分 1箱12錠/6日分 |
1箱6カプセル/6日分 | 1箱12錠/6日分 | 1箱6カプセル/6日分 | 1箱6錠/3日分 1箱12錠/6日分 |
1箱12包/4日分 | 20粒/20日分 40粒/40日分 |
販売価格 | 6錠 1,100円~ | 6カプセル 2,420円~ | 12錠 1,900円~ | 6カプセル 1,980円~ | 12錠 1,760円~ | 12包 2,200円~ | 20粒 1,980円~ |
市販では睡眠改善薬だけが購入できる
市販で購入できる睡眠薬は、正確には睡眠改善薬です。
睡眠薬というのは、睡眠導入剤というお薬で、病院で医師が不眠症と診断した場合にのみ処方されています。
一方で、市販でも購入できる睡眠改善薬は、一時的な不眠の症状にのみ適応されます。
医師の診断がなくとも、ご自身の判断で寝れないな、寝つきが悪いな、と感じたときに、
ドラッグストアなどで購入できます。
病院で処方されている睡眠薬には様々な種類、有効成分が含まれていますが。
市販の睡眠改善薬では、1種類のみとなります。
睡眠改善薬では、ジフェンヒドラミン塩酸塩が含まれており、
この成分は、アレルギー薬などに含まれる抗ヒスタミン薬となります。
市販で購入できる睡眠薬(睡眠改善薬)はあくまで一時的な不眠にのみ適応されるため。
旅行後の時差ボケや、突発的な徹夜作業など、まれに起こる睡眠の症状に対して使用します。
ドリエルと同一成分配合 ジフェンヒドラミン25mg 600錠:5,600円~ >>アレルギーメディシン |
市販の睡眠薬・ジフェンヒドラミン塩酸塩とは?
ジフェンヒドラミン塩酸塩は、アレルギー症状を抑える抗ヒスタミン薬です。
ヒスタミンは抹消神経や中枢神経などに分布し、体内で重要な役割を果たします。
特に脳内のヒスタミンは覚醒状態の維持に重要な役割を果たしており、H1受容体を介して覚醒作用を発揮します。
ジフェンヒドラミン塩酸塩は、H1受容体に結合しヒスタミンの作用を阻害するため、覚醒作用が抑制され眠気を引き起こします。
皮膚疾患 | 発疹、かゆみ、発赤 |
---|---|
消化器系 | 吐き気、嘔吐、胃痛、食欲不振、下痢 |
精神神経系 | 頭痛、めまい、日中の眠気、起床時に頭が痛い・重い、一時的な注意力や判断力の低下 |
循環器系 | 動悸 |
泌尿器系 | 排尿困難 |
口腔系 | 口のかわき |
その他 | 倦怠感 |
服用の際、上記のような症状が現れた場合は服用を中止し、医師の診察を受けましょう。
参考サイト
・一般用医薬品 : ドリエル
・よくあるご質問 効果・副作用について|睡眠改善薬 ドリエル【エスエス製薬】
市販の睡眠薬の使い方
ジフェンヒドラミン塩酸塩が含まれた市販薬を使用する場合は、就寝前に1回50mgを服用します。
服用量:ジフェンヒドラミン塩酸塩50mg
ジフェンヒドラミン塩酸塩とアルコールは、どちらも中枢神経を抑制する作用があり、効果が増強されるリスクがあるため併用はできません。
またアレルギー薬や鼻炎薬、風邪薬には抗ヒスタミン成分が含まれており、作用が過剰になる可能性があるため併用を避けてください。
市販の睡眠薬も効果はある?
市販の睡眠薬は、一時的な不眠の改善を目的に作られているため、生活環境の変化や、ストレスによる一時的な不眠症状には効果があります。
しかし長期間継続して使ってしまうと、短期間で耐性が形成され、効果が弱くなってしまいます。
2002年に報告された臨床試験では、18歳から50歳の男性15人に継続してジフェンヒドラミン塩酸塩を投与したところ、わずか4日間で効果が薄れたと報告されています。
2、3日使用しても症状が改善しない場合は、病院へ行きましょう。
病院で処方される睡眠薬は、脳に直接作用するものや、睡眠や覚醒に関わるホルモンに働きかけるものなどがあり、これらは直接睡眠へ作用するため高い効果が期待できます。
不眠症状が続いている人や不眠に悩んでいる人は、病院で処方してもらう睡眠薬の方がより効果的です。
参考サイト
・Tolerance to daytime sedative effects of H1 antihistamines – PubMed
市販の睡眠薬の購入方法
市販薬は薬局やドラッグストアで購入可能です。
以下のように分類され、購入方法が異なります。
要指導医薬品 | 一般用医薬品 (第一類、第二類、第三類) |
|
---|---|---|
購入場所 | 薬剤師が常駐する 薬局・ドラッグストア |
薬局 ドラッグストア インターネット |
販売方法 | 薬剤師より対面で情報提供と指導が必要 | 第一類は薬剤師からの情報提供が義務 第二類は情報提供に努める 第三類は必要に応じて |
販売個数 | 必要最小限量 (一人1箱、1瓶など) |
制限なし (一般的に1~2箱) |
購入可能な人 | 服用する本人のみ (代理購入不可) |
服用する本人 または代理人 |
ジフェンヒドラミン酸塩酸の睡眠改善薬は、指定第二類医薬品に指定されているため、薬剤師の助言が受けやすく、購入者の手が直接届かない場所に配置されています。
購入の際は薬剤師に一声かけて、服用方法などアドバイスをもらいましょう。
市販の睡眠薬と病院処方の違い
病院で処方される睡眠薬と、市販の睡眠薬改善薬との大きな違いは、症状の適応にあります。
睡眠薬は不眠症、睡眠改善薬は一時的な不眠への適応が認められています。
市販 | 病院処方 | |
---|---|---|
分類 | 睡眠改善薬 | 睡眠薬 睡眠導入剤 |
入手方法 | 薬局 ドラッグストア |
病院 医師の診察・処方 |
適応 | 一時的な不眠 眠りが浅い |
不眠症 |
薬の種類 | ジフェンヒドラミン塩酸塩 漢方薬 |
ハルシオン ルネスタ デエビゴ マイスリーなど |
次の項目では、睡眠薬と睡眠改善薬の効果や作用の違いについて説明します。
効果・作用の違い
睡眠薬は大きく以下の4種類に分けられます。
・非ベンゾジアゼピン系
・メラトニン受容体作動薬
・オレキシン受容体拮抗薬
これらは作用の仕方により、2つのグループに分けられます。
神経伝達物質GABAに作用し、中枢神経を抑制 |
---|
ベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系 脳の神経の活動を抑制することで催眠作用をもたらす |
体内の覚醒物質に作用し、体内時計を整える |
メラトニン受容体作動薬・オレキシン受容体拮抗薬 睡眠や覚醒の周期に関係する生理的な物質に作用し、睡眠状態に導く |
一方で睡眠改善薬は、覚醒物質であるヒスタミンの作用を抑えることで、眠気を引き起こし眠りへと導きます。
一時的な不眠の改善を目的としているため、すぐに耐性ができてしまい効果が弱くなります。
睡眠薬の方が高い効果を期待できるため、不眠で悩んでいる場合は睡眠薬を使用しましょう。
購入方法の違い
睡眠薬は病院で医師に処方してもらうか、通販を利用して個人輸入で海外の医薬品を購入する方法があります。
病院だと医師の診察の元、自分に合った睡眠薬を処方してもらえるため安心ですが、処方箋や通院など手間がかかり、治療費も高くなります。
海外医薬品の通販ならサイト内で欲しい商品を選び、購入するだけで自宅に届けてくれます。
病院で処方されている睡眠薬と同じ有効成分の物も購入でき、医薬品代と送料のみですむため、効果の高い睡眠薬を安く購入できます。
市販薬は薬局やドラッグストアなどですぐに購入できる手軽さがありますが、その代わり効果はマイルドで、一時的な不眠にしか効きません。
不眠症で悩んでいる場合は、睡眠薬の購入をおすすめします。
睡眠薬は通販できる!
病院で処方されている睡眠薬は、個人輸入を利用することで通販購入が可能です。
海外の医薬品を個人輸入することは、厚生省にも認められている方法のため、心配ありません。
通販なら、病院で処方されている睡眠薬とおなじ効果が期待できる睡眠薬を、安く購入できます。
そして日本国内ではまだ発売されていないものの、海外ではすでに一般的に使用されている質の良い睡眠薬を購入できます。
病院処方は医師の診察が必要なため、不眠と診断されなければ処方してもらえません。
また通院が必要なため、時間がない方や病院が遠い方には負担がかかります。
しかし通販なら診察や通院の必要がないため、職場や自宅などから自分の都合に合わせて、希望する睡眠薬を購入できます。
当サイトでおすすめの睡眠薬
ハイプナイト |
デエビゴ |
ハイプロン |
ロゼレム |
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特徴 | 入眠障害の方におすすめ 長期の使用には注意が必要 |
入眠障害・早朝覚醒の方におすすめ 新しい睡眠薬 |
入眠障害・中途覚醒の方向け 翌日に眠気が残りにくい |
速やかに効く即効性 持続時間が短く翌日に残りにくい |
成分量 | エスゾピクロン | レンボレキサント | ザレプロン | ラメルテオン |
メーカー | Consern Pharma Limited | Eisai | Consern Pharma Limited | 武田薬品工業 |
販売価格 | 50錠3,320円~ | 28錠15,800円~ | 100錠4,050円~ | 100錠34,600円~ |
通販できない睡眠薬もある
個人輸入できる医薬品は国によって決められており、下記の睡眠薬の一部は輸入規制がかかっています。
・デパス(エチゾラム)
・アモバン(ゾピクロン)
・マイスリー(ゾルピデム)
・レンドルミン(ブロチゾラム)
日本で処方されている睡眠薬であっても、向精神薬取締法の対象薬物に指定されているものは個人輸入禁止となっています。
当サイトでもこれらの販売は行っておらず、買うことはできません。
参考サイト
・・麻薬、麻薬原料植物、向精神薬及び麻薬向精神薬原料を指定する政令(◆平成02年08月01日政令第238号)
睡眠薬の市販についてのよくある質問
睡眠薬に関するよくある質問をまとめてみました。
市販の睡眠薬で強いものはどれか、市販薬は誰でも購入できるかなど詳しく知りたい方は参考にしてください。
市販の睡眠薬で効果が強いものはどれですか?
市販の睡眠薬には、どの製品にもジフェンヒドラミン塩酸塩が配合されています。
成人の場合、1日あたりの服用量は50mgのため、期待できる効果の強さはほぼ同等です。
しかし、製品によって効果の発現時間には違いがあります。
少しでも早く効果が現れてほしい人は、カプセルタイプを選ぶと良いでしょう。
市販の睡眠薬では効果を感じられないという方は、より効果の強い睡眠薬を選んで下さい。
睡眠薬はドラッグストアで購入できますか?
睡眠薬に分類される薬をドラッグストアで購入することはできません。
ドラッグストアで購入可能なのは、睡眠改善薬のみです。
睡眠改善薬は、一時的な寝つきの悪さ、浅い眠り、途中で目が覚めるといった不眠の症状に使用できる医薬品となっています。
症状が繰り返し現れる場合には、睡眠薬の使用がおすすめです。
市販薬は誰でも購入できますか?
市販薬は、第一類医薬品・第二類医薬品・第三類医薬品に分けられています。
第一類医薬品は、とくに注意が必要な医薬品となっており、薬剤師からの説明を受けずに購入することはできません。
第二類医薬品・第三類医薬品は、説明を受けずに購入可能です。
指定第二類医薬品にあたる市販の睡眠薬は、説明を受けずに購入可能ですが、副作用や禁忌については確認しておきましょう。
朝までぐっすり寝れる薬は市販にありますか?
市販の睡眠改善薬は、一時的な不眠による寝つきの悪さを改善するもののため、朝までぐっすり眠れるかどうかには、個人差があります。
睡眠改善薬の効果で眠れたものの、夜中や朝早くに目が覚めてしまい二度寝できずに睡眠不足が続く場合は、睡眠薬に切り替えた方が良いでしょう。
睡眠薬なら入眠障害や中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害など症状に合わせて選ぶことができるため、朝までぐっすり眠れる可能性が高くなります。
睡眠薬の市販には液体もありますか?
市販で購入できる睡眠薬には液体もあります。
◇市販の睡眠改善薬◇
アンミナイト 30mL
分類:指定第二類医薬品
有効成分:ジフェンヒドラミン塩酸塩50mg
使い方:1日1回就寝前に1瓶(30ml)を服用。
1回分ずつ購入できるため、必要な分だけ無駄なく使えます。
錠剤やカプセルが苦手な方にもおすすめです。