新型コロナウイルスの感染拡大により需要が高騰し、品薄となっているカロナール。
カロナールは医療用医薬品のため、基本的には病院での処方が必要になります。
しかし、「仕事で病院に行く時間がない」「現状頭痛や発熱などの症状は出ていないが、いざという時のために持っておきたい」という方も多いでしょう。
そこで今回は、「カロナールを病院以外で購入する方法はあるか」「カロナールと同成分の医薬品はどこで買えるのか」についてまとめました。
カロナールの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
カロナールが買える場所
病院処方 | オンライン処方 | 零売 | |
---|---|---|---|
診察 | あり | あり | なし ※薬剤師による カウンセリングあり |
処方箋 | あり | あり | なし |
費用 | 初診代・診察代・治療薬代 | 初診代・診察代・治療薬代 送料・オンライン手数料 |
治療薬代 |
アセトアミノフェン配合量 | カロナール 200mg・300mg・500mg(医療用医薬品) | ||
保険 | 適応 | 適応 | 適応外 |
薬の選択 | 医師 | 医師 | 薬剤師 |
先程「カロナールは基本的に病院での処方が必要」と述べましたが、実は病院処方以外にもオンライン診療や零売薬局で、カロナールの200mg・300mg・500mgの3種類が購入可能です。
それぞれ上記のような特徴があるので、どの方法がご自身に合っているのかを確認してみてください。
病院
- 医師に直接診療をしてもらいたい
- 医師に相談したいことがある
- オンラインでの操作に不安がある
病院処方の最大のメリットは、やはり医師に直接診療をしてもらえる点です。
身体の不調や不安な点を相談することもできるため、対面での対応で安心したいという方に向いています。
一方で、病院に足を運ぶ時間がかかってしまうというデメリットもあるため、仕事などでなかなか時間がとれないという方は難しいでしょう。
オンライン診療
- 自宅や外出先から診療を受けたい
- 遠隔でも医師の診察の上で薬をもらいたい
- オンラインでの操作に抵抗がない
オンライン処方では、オンライン上で医師による診療を行ったのち、薬を処方してもらうという流れになります。
インターネット環境があれば自宅や外出先でも診療を受けられるので、「直接病院に行くのは難しいが、医師の診察を受けた上で薬をもらいたい」という方におすすめです。
処方された薬は薬局での受け取りのほか、自宅への郵送が可能な場合もあるのが嬉しいポイント。
オンラインでの画面操作が必要になるため、オンラインの操作が苦手な方はかえって面倒に感じてしまうこともあるでしょう。
そのほか、オンライン診療では手数料がかかってしまうケースもあるため注意が必要です。
零売
- 病院に行く時間がない
- 診察や処方箋なしで薬を購入したい
- スピーディーに薬を購入したい
零売処方とは、医師の診察や処方箋なしで薬を購入する方法です。
病院に行く手間や診察の時間が省けるため、素早く医薬品を購入できるというメリットがあります。
また、処方箋には発行日を含めて4日間の有効期限が設定されていますが、零売処方では処方箋が不要なため、「せっかく処方箋をもらったのに有効期限が切れてしまった」という心配もいりません。
受診料や検査料、処方箋料などもかかりませんが、保険の適用もされないため、全額負担となる点が最大のデメリットです。
そのほか、オンライン処方のように郵送で薬を受け取ることができないため、必ず薬剤師による対面販売となる点も覚えておきましょう。
カロナールと同一成分(アセトアミノフェン)の医薬品が買える場所
薬局・ドラッグストア | オンラインショップ (楽天・Amazonなど) |
通販(個人輸入) | |
---|---|---|---|
診察 | なし | なし | なし |
処方箋 | なし | なし | なし |
費用 | 治療薬代 | 治療薬代・送料 | 治療薬代・送料 |
アセトアミノフェン配合量 | 100mg~300mg (小児用は50mg以下) |
100mg~300mg (小児用は50mg以下) |
病院処方と同じ500mgあり |
カロナール以外にも、カロナールと同一成分「アセトアミノフェン」を含む医薬品は複数存在します。
カロナールと同様の効果があるため、カロナールの入手が難しい場合はアセトアミノフェンを含む医薬品の購入をおすすめします。
カロナールと同一成分の医薬品は、薬局・ドラッグストア、楽天やAmazonなどのオンラインショップ、通販(個人輸入)で購入することができます。
それぞれの特徴を上記の表にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、通販(個人輸入)では、治療薬代に加えて送料がかかりますが、通販(個人輸入)では病院処方と同じ配合量500mgのものも購入可能です。
薬局・ドラッグストア
- 自分の目で商品を確認した上で購入したい
- 手軽に医薬品を購入したい
- 薬剤師や登録販売者に相談したい
薬局やドラッグストアは、薬を購入する上で最も手軽な方法と言えるでしょう。
実際に商品を確認した上で購入ができるほか、店舗によっては薬剤師や登録販売者にどの薬を買うべきか相談をすることも可能です。
ただし、店舗の品揃えや在庫状況によっては希望の薬が買えないケースもあるため、注意が必要です。
オンラインショップ(楽天やAmazonなど)
- インターネットで薬を購入したい
- スピーディーに薬を受け取りたい
- 楽天やAmazonなど、使い慣れたサイトから購入したい
楽天やAmazonなどのオンラインショップでも、医薬品の購入が可能です。
第2類医薬品であれば、販売元によっては注文した翌日に届けてもらうこともできるため、とにかくスピーディーに薬を購入したいという方におすすめです。
ただし、第1類医薬品の場合は薬剤師による確認などの承認作業が発生するため、受け取るまでに数日時間がかかってしまうケースがある点は把握しておきましょう。
通販(個人輸入)
- 国内で品薄の医薬品と同一成分の薬を購入したい
- 病院や薬局に行かず薬を入手したい
- 費用を抑えて薬を購入したい
個人輸入とは、個人が直接海外の店舗やメーカーから医薬品を購入すること。
処方箋なしで自宅や外出先から注文ができる点はもちろん、国内通販よりも安く医薬品が購入できるという点が大きな利点でしょう。
また、国内で同一成分の医薬品が品薄となっている場合でも、海外からの個人輸入であれば簡単に購入ができる可能性が高いです。
カロナールの出荷調整や在庫切れが発生
現在、新型コロナウイルスの感染拡大により、カロナールの需要が爆発的に高まっています。
これにより、カロナールの製造元のあゆみ製薬は以下のような発表をしました。
カロナール錠 200、300、500 の規格につきまして、新型コロナウイルス感染症「第7波」の影響等により、想定を大幅に超える需要が継続しております。感染症の動向を予測することが困難な上、この状況が継続すれば、安定供給に支障を来すことが判明いたしました。つきましては当面の間、欠品および在庫偏在を回避するため特約店様に対して出荷数割当運用を実施させていただきます。
このまま新型コロナウイルスの感染が拡がり続ければ安定供給が難しくなるため、出荷数の調整を行うとのこと。
つまり、場合によってはカロナールが欲しいのに手に入らないという事態にもなり得ます。
現状いつまで出荷調整を行うかは未定となっているので、長期にわたり品薄状態が続くことも覚悟しておいた方がいいでしょう。
通販(個人輸入)なら在庫が豊富
カロナールの品薄に対する解決策として一番おすすめなのが、通販(個人輸入)を利用する方法です。
先にも述べた通り、個人輸入であればカロナールと同一成分のアセトアミノフェンを含む医薬品が簡単に購入できます。
処方箋や医師の診療も不要で買うことができるため、
「ワクチン接種を控えているので解熱鎮痛薬の準備をしておきたい」
「コロナウイルス感染のお守りとして持っておきたい」
という方におすすめです。
カロナールと同等の効果が期待できる医薬品には、「カロナールジェネリック」「パナドール」「アセトアミノフェンシロップ」などがあります。
それぞれの商品について順番に解説していくので、ぜひチェックしてみてください。
カロナールジェネリック | アセトアミノフェンシロップ | パナドール(カロナール) | |
---|---|---|---|
メーカー | Thai Nakorn patana Co.,Ltd | GlaxoSmithKline | GlaxoSmithKline |
成分量 | 500mg | 250mg/5ml | 500mg |
錠数 | 100・200錠 | 150ml | 24・48・72・120錠 |
値段 | 100錠:2,670円~ | 1本:3,000円~ | 24錠:1,500円~ |
リンク | 商品詳細へ | 商品詳細へ | 商品詳細へ |
カロナールジェネリック
カロナールジェネリック(商品名:サラ)は、カロナールと同一成分のアセトアミノフェンを500mg配合した解熱鎮痛剤です。
配合量500mgのものは通常病院処方でしか入手できませんが、病院に行かずに500mgの薬を購入できるのが嬉しいポイントでしょう。
カプレット(カプセル型の錠剤)と錠剤の2種類から選ぶことができ、100錠から購入できるのでコスパにも優れています。
「錠剤よりカプセルを選びたい」「安い価格でたくさん買いたい」という方にはうってつけでしょう。
アセトアミノフェンシロップ
アセトアミノフェンを含むシロップタイプの医薬品です。
1本に150ml入っており、1回の服用量は10~20ml(50~100mg)なので、8~15回程度服用することができます。
「錠剤やカプセルなどの薬が苦手」「少量のみ購入したい」という方におすすめです。
パナドール
パナドールもカロナールジェネリックと同様、国内処方のカロナールと同じ成分、アセトアミノフェン500mg配合の医薬品です。
こちらはカプレットではなく錠剤のみとなりますが、24錠と少量から購入することができます。
「カロナールは欲しいけど、そんなにたくさんはいらない」という方にはぴったりの商品です。