パニック障害は他人には理解してもらいにくい精神疾患の1つで、現代に生きる人間に多く発症するとされています。
最近ではKing&Princeの岩橋玄樹が特に取り上げられており、活動休止を宣言してから再開するまでに1か月ほどでしたが、また休止宣言をするなど回復するまでに時間がかかってしまいます。
パニック障害は気の持ちようと周囲に理解されにくく、気持ちが弱いからだと言われてしまったりすることが多い疾患ですが、どのような症状を発症してしまうのか、そして何故起きてしまうのかなどを分かりやすく解説していきます。
パニック障害の症状とは
まずパニック障害は発症すると自覚症状として分かりやすい症状に見舞われます。
めまい、動機、息苦しさ、過呼吸、吐き気などが襲い、このまま死んでしまうのではないか?の不安にかられるようになります。
そしてその恐怖からまた同じようなことが起きてしまうのではないかと言う負のサイクルに入ってしまい、その思い込みがまた不安を掻き立ててしまうことによって精神状態が不安定になってしまいます。
これを予期不安と言い、頭の中で常に同じような症状がまた起きてしまうのではないかと意識してしまうようになってしまうのです。
またパニック障害を患う患者のほぼ大半に見られるのが広場恐怖。
パニック障害の合併症的立ち位置に属しており、人前はもちろん、閉ざされた場所や逃げ場のない場所にいることで「今発作が起きてしまったらどうしよう」と言う環境から発作を誘発します。
この逃げ場のない場所での発作が患者にとって実は1番の恐怖であり、それを避けるようになってしまうのが回避行動です。
エレベーターや会議室なども対象で、特に発作が1番起こりやすいとされているのが電車の中とされているため、パニック障害を患っている患者は電車を特に嫌うのも特徴です。
広場恐怖から発作を起こし、そういった場所を避ける回避行動をとって、常に頭の中では予期不安に見舞われる、全て一通りの流れとなっているのがパニック障害の特徴です。
パニック症状を引き起こしてしまったら
まずはできる限り落ち着きましょう。
焦りから呼吸が荒くなって、血中酸素が薄まることでめまい、吐き気などの症状を引き起こすため、自分なりに気持ちを落ち着かせる方法を知っておくこともポイントです。
救急車などを呼ばれないように、見守っていてくださいなどのプレートを持ち歩く、これは一瞬だと自分に暗示をかけて落ち着かせることが大切です。
予防法と克服法
パニック障害は現代医学でもまだ原因ははっきりと解明されていない現状です。
ですが精神的不安定の時に何かキッカケがあり刺激が脳に伝達されることにより脳の機能障害だとされているほか、ストレスのたまり過ぎや遺伝的要素もあると言われています。
こういったことを踏まえて予防法を考えるとすれば心身ともに健康的な生活を心がけておくことで予防になると言えます。
例えば運動不足は体調管理や生活習慣病を予防するだけでなく、体を動かすことでストレス発散されると立証されているため、効率良く筋力アップしておくことも良いでしょう。
克服法としては誰かと自分のペースで構わないので、少しずつでも人と接する時間を多く持つことだとされています。
一見、人と触れ合うことでストレスを抱える傾向があるとされていますが、在宅ワークであまり人と接しない人よりも営業マンのような対人関係の仕事柄のほうがリハビリになり、克服までの時間が短くなっているのも事実です。
パニック障害を引き起こした芸能人たち
・安西ひろこ
・ASKA
・華原朋美
・鳥居みゆき
・中島知子
・YUI
・円広志
・高木美保
・長嶋一茂
・中川剛
・岡村隆史
・ユースケサンタマリア
・小林麻耶
・堂本剛
・星野源
ざっと上げてみましたがこれだけの芸能人がパニック障害を引き起こしており、人気芸能人から大物芸能人まで幅広く発症してしまうパニック障害。
またパニック障害はアルコール依存症やうつ病などと併用しやすいとされているため、逃げる手段として覚せい剤などに手を染めてしまう人も少なくありません。
パニック障害は他人に理解してもらいにくく、「気持ちの問題だ」で済まされてしまうことも多いですが、このご時世自分が確実にならないと思っている人ほど危なかったりしますので、しっかりと知識を持っておくことが大切です。