利尿剤は量の尿を増やして、身体に余分な水分を排出する働きがあります。
むくみ改善などにも使われますが、利尿剤は市販薬として販売されているのでしょうか?
当ページでは利尿剤の市販薬に関して詳しく紹介していきます。
利尿剤を市販で買いたいなら
基本飲んですぐ効果を実感できる利尿剤は、医療用医薬品に当てはまることがほとんどです。
それでも効病院ではなく市販で購入したい場合、個人輸入であれば医療用利尿剤を通販のように処方箋なしで購入できます。
日本の法律では個人で使用する場合に限り、医療用利尿剤を海外から個人輸入することは認められています。
個人輸入で買える利尿剤
商品名 | トラセミド ルプラックジェネリック |
スピロノラクトン アルダクトンジェネリック |
トラプレス ルプラックジェネリック |
---|---|---|---|
有効成分 | トラセミド | スピロノラクトン | トラセミド |
用量 | 5mg/10mg/20mg | 100mg | 10mg/20mg/40mg |
価格 | 100錠 2,250円~ |
28錠 3,400円~ |
100錠 2,530円~ |
購入 | 商品詳細へ | 商品詳細へ | 商品詳細へ |
病院で処方されているルプラックや、アルダクトンのジェネリックであれば、今も個人輸入で購入できます。
ルプラックはラシックスと同じループ利尿薬で強力な利尿作用が期待できます。同じ強力な利尿作用を望んでるのであれば、ルプラックジェネリックが向いているかもしれません。
価格はどれもかなり安く、上記で最安値だと1錠22.5円で購入できます。価格を抑えたい場合などにも向いています。
ラシックスは市販じゃ買えない
一時期ラシックダイエットなどが流行り、ラシックスが利尿作用が高く、即効性があるため個人輸入で購入する人がかなり多かったようです。
しかしラシックスは2018年に個人輸入が禁止になりました。そのためラシックスをお求めの場合は、医師に処方してもらうしか方法はありません。
ラシックスは個人輸入禁止ですが、同じ作用のルプラック(一般名:トラセミド)は現在も個人輸入ができます。
ラシックスをどうしても市販で買いたいんだ!!とお思いの方はトラセミド製剤を個人輸入してもいいかもしれません。
ラシックスを個人輸入していた方達は多く、その代わりに現在は同じループ利尿薬のトラセミド(ルプラックジェネリック)を個人輸入しているようです。
ラシックスはダメなのになぜこれは個人輸入できるのだろう🥹とおもいつつ飲んでる pic.twitter.com/LoUs1HmSc2
— ぬれせん (@rinriketujotype) April 11, 2022
※医薬品の個人輸入はあくまでも自分で使う場合のみになります。自己判断での購入ですのでご注意ください。
医薬品の個人輸入に関しては詳しくは厚生労働省のHPをご確認ください。
医薬品の利尿剤の種類
上記で個人輸入できる利尿剤を紹介しましたが、医療用医薬品として処方されている利尿剤中で最も作用が強い種類を紹介しておきます。
ルプラック | ラシックス | アルダクトン | |
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有効成分 | トラセミド | フロセミド | スピロノラクトン |
分類 | ループ利尿薬 | ループ利尿薬 | カリウム保持性利尿薬 |
特徴 | 強力な利尿薬 カリウムの排出が少なく、低カリウム血症になりにくい |
強力な利尿薬 生理前のむくみの治療にも使われている |
やや抑えられた利尿作用 カリウムの排泄が抑えられている |
上記の3種は、高血圧症や、心性のむくみなどで処方されています。因みにダイエット目的では病院では処方されていません。
ただ生理前のむくみや、むくみがひどくて日常生活に支障が出ている場合などは医師に相談すれば処方してもらえます。(※医師の判断によります。)
利尿剤の市販薬はドラッグストアにもあるけど強くはない
利尿剤は病院で処方してもらうイメージですが、実はドラッグストアなどでも市販されています。
ドラッグストアで市販されている利尿剤は、一般用医薬品に分類されています。そして漢方やサプリメントがほとんどで、病院で処方されているものと同じ利尿作用は期待できません。
市販の利尿剤の効果は?
病院で処方されているような利尿効果は期待できませんが、もちろんむくみ改善は期待できます。
利尿作用を促し、余分な水分を排泄が期待できます。この作用により、むくみや関節(ひざ)等の腫れの痛みなど改善してくれます。
その他汗をかきやすくして、むくみ改善が期待できるものもあります。
むくみ改善のサプリの中には、利尿作用が無いものもありますので、購入時に必ずパッケージを確認するか、店頭の薬剤師に確認しましょう。
SNSでは否定的な意見も
SNS(X・旧:Twitter)で市販の利尿剤の効果について調べてみると、中には否定的な意見も見受けられました。
うわ…また体重ふえてる…
食生活そんな変わってないし、コッコアポL3瓶目なんよ。— p_o_nyeo (@PONYONYC) November 5, 2023
ん?って思うことがあって。
高血圧やむくみなどにも効果のある漢方(市販)を飲み始めたら逆に血圧上がるしむくみもひどくなるしで😅
副作用に高血圧やむくみなどとあって……ん?となっている体質的に合わなかったんだなぁ
— 黒りん@人生の迷子 (@kurorin_ib) November 11, 2023
むくみ対策にD●Cのメリロートを毎晩飲んでたら、たまたま受けた血液検査で肝臓の数値がアレに😇
お酒は確実に減ったし、今まで肝臓は1ミリも言われたことないから絶対減量関連だ思って調べたらビンゴだった、、
基準値以上に成分が入ってるらしく毎日飲むもんじゃなかった😰
みんなも気をつけて…🙏 pic.twitter.com/sqc6vYsG33— harupory💯 (@haruo_boardg) December 18, 2023
市販の利尿剤の服用による血圧や体重の上昇、むくみの悪化など、人によってさまざまな症状が報告されています。
市販の利尿剤の多くは漢方やサプリメントであり、製品により配合されている成分は多種多様です。
そのため体質に合っていないと、望むような効果も期待できません。
また場合によっては症状を悪化させてしまうリスクもあるため、市販の利尿剤を服用するときは慎重に選ぶ必要があります。
確実にむくみを解消したい場合は、通販で購入できる利尿剤がおすすめです。
市販の利尿剤でどれくらいむくみが取れるか
実際に気になるのは市販で販売されている利尿剤でどれくらいむくみが取れるか?ということですよね。
上記でも説明したように、病院で処方されている利尿時と比較すると、やはり緩やかな効果しか期待できません。
また商品によっては尿がたくさん出るタイプではないものもあるので、利尿作用を求めている場合は薬剤師に確認しましょう。
医薬品には病院で処方される、医療用医薬品と、ドラッグストアで市販されている一般医薬品、そして医薬部外品があります。
一般用医薬品の中にも、効果や副作用の観点から分類されています。
以下で医薬品の分類について表にしました。
分類 | 特徴 | 対応専門家 | ネット購入 |
---|---|---|---|
医療用医薬品 | 医師の診断、処方箋が必要 | 薬剤師 | 不可 |
要指導医薬品 | 対面で書面での対応 | 薬剤師 | 不可 |
第1類医薬品 | 一般用医薬品として安全性上特に注意が必要 | 薬剤師 | 可 |
第2類医薬品 | 一般用医薬品として安全性上注意が必要 | 薬剤師 または登録販売者 |
可 |
第3類医薬品 | 比較的リスクが低いもの | 薬剤師 または登録販売者 |
可 |
利尿剤で有名なラシックスや、ルプラックは医療用医薬品に当てはまります。
市販で利尿剤として扱われているものの多くは第2類に分類されますので、安全性は高いが、効果は緩やかになります。
市販の利尿剤を紹介!
ドラッグストア等で購入できる、市販の代表的なむくみ改善や利尿作用が期待できる商品を以下で紹介します。
商品名 | 五苓散 | ラクリア | クラシエ当帰芍薬散錠 | コッコアポL錠 | メリロート |
---|---|---|---|---|---|
メーカー | クラシエ薬品 | ロート製薬 | クラシエ薬品 | クラシエ薬品 | DHC |
有効成分 | 漢方 タクシャ末/チョレイ末/ブクリョウ末/ソウジュツ末/ケイヒ末 |
漢方 防己黄耆湯(ぼういおうぎとう) |
漢方 トウキ末/センキュウ末/シャクヤク末/ブクリョウ末/ソウジュツ末/タクシャ末 |
漢方 防己黄耆湯(ぼういおうぎとう) |
サプリメント メリロートエキス末(メリロートエキス、デキストリン)、ジャワティーエキス末、イチョウ葉エキス末など |
特徴 | むくみの他水分を含んだ下痢や暑気あたりに効果的 | 利尿作用により余分な水分を排出、むくみ改善 | 足腰の冷え性、月経痛、むくみなどに効果 | 水分代謝をあげ、余分な水分を減らす 脂質代謝をあげ、脂肪燃焼 |
利尿作用や新陳代謝の促進作用による血流改善、むくみ解消 |
ダイエット目的で利尿作用のある市販薬を探しているのであればコッコアポL錠が脂肪燃焼効果も期待できおすすめです。
市販の利尿剤では症状が改善されない場合は?
上記で市販の利尿剤を紹介してきましたが、やはり市販薬だとすっきりむくみがとれない…のであれば医師に相談するのがいいかもしれません。
医師が処方する医療用医薬品の利尿剤であれば、服用してから効果を感じるまで早く余分な水分を排出させ、むくみで辛い症状も改善させることができます。
1回あたりの費用
海外通販で薬を購入するとなるとコストパフォーマンスが気になるという方も多いのではないでしょうか。
今回は、1回あたりの費用について比較してみようと思います。
例として、市販薬である「クラシエ 五苓散」と通販で購入できる「トラセミド」の1回あたりの費用を比較してみます。
市販薬 クラシエ 五苓散 |
海外通販の薬 トラセミド |
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値段 | 180錠:5,280円 | 5mg100錠:2,250円 |
1回の錠数 | 4錠 | 1錠 |
1回あたりの費用 | 117円 | 22円 |
両者を比べてみると、1回あたり95円もの差があります。
トラセミドは病院でも処方されている医薬品ですが、海外通販であれば市販薬よりも安く入手することが可能です。
加えて市販薬よりも医療用医薬品の方が効果を実感しやすいため、辛いむくみを解消したいときは海外通販で購入できる利尿剤がおすすめです。
通販で買う際の注意点
通販で利尿剤を購入するときは、いくつか注意点があります。
まず通販で利尿剤を購入する場合、海外から医薬品を取り寄せるため個人輸入という形式になります。
医薬品の個人輸入は自己利用のみ認められているため、購入した利尿剤は必ずご自身で服用してください。
加えて自己責任での服用となるため、万が一副作用が発生しても治療費は自己負担となることにも注意が必要です。
また海外からの発送となり、注文から商品の到着まで2週間ほどの日数がかかってしまいます。
余裕を持って、早めに注文することがおすすめです。
利尿剤でむくみを解消しよう!
むくみは太って見えるだけでなく、ひどくなると日常生活にも支障を期待してしまいます。
市販で購入できるものや、病院、個人輸入でなど自分の症状に合った購入方法で利尿剤探してみてください。