みなさんはAGA(男性型脱毛症)は発症したら終わりという言葉を耳にしたことはありますか?
これは、AGAは完治しないという意味においては正しいと言えます。
もしもAGAを発症してしまった場合は、何も対策をせずに放置して自然に治ることはほぼありません。
ただし、適切に治療を開始することでAGAを改善することは十分可能です。
早期に正しく治療をしなければAGAは進行し、薄毛や抜け毛の症状も悪化していくことで「終わり」に近づいてしまうので、まずはAGAの知識を正しく学ぶことが大切です。
- AGAが発症した場合の初期症状
- AGAが発症したら終わりと言われる理由
- AGAにおすすめの治療法
この記事では、AGAの初期症状の解説からAGAが発症したら終わりと言われる4つの理由、また、AGAで失った髪の毛を取り戻すためにおすすめのAGA治療法について詳しく紹介していきます。
- 総合
- 抜け毛の抑制
- 発毛力
- 効果の範囲
- コスパ
- 副作用の頻度が少ない
発毛促進のミノキシジルと、脱毛を防ぐフィナステリドの相乗効果
AGAとは?発症した場合の初期症状を解説
AGAとはAndrogenetic Alopeciaの略称で、男性型脱毛症と呼ばれています。
その名の通り主に男性が発症する脱毛症で、発症する背景には男性ホルモンが深く関わっています。
男性ホルモンの一種であるテストステロンは、通常であれば筋肉や骨の形成や、髭・体毛を濃くする働きを担っていますが、その一方で、頭皮に存在する毛包内で軟毛化現象(なんもうかげんしょう)を引き起こす原因となる場合があります。
テストステロンが毛包内に存在する5α-還元酵素という酵素と結びつくことで、DHT(ジヒドロテストステロン)に変化します。
この生み出されたDHT(ジヒドロテストステロン)によってAGAが発症し、薄毛や脱毛の原因となってしまうのです。
5α-還元酵素は、主に頭頂部や前頭部に集中して存在しているので、O字やM字など、薄毛が目立つ場所にも特徴があります。
- 1日に100本以上髪の毛が抜ける
- 髪のボリュームが減ってきている
- 枕についている髪の毛が増えた
- 生え際やつむじ付近が薄くなる
- 頭皮が透けて見えるようになった
- ヘアセットが難しいと感じる
参考サイト
・男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
AGAが発症する原因
AGAの発症に関わる要因は、様々あります。
・遺伝
・生活習慣
・食生活
・喫煙
・ストレス
前述の通り、AGAの直接的な原因とされるのは男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)です。
しかしAGAはDHTの発生にだけでなく、生活習慣や食生活、喫煙などによる影響もゼロではありません。
毎日の過ごし方がホルモンバランスの乱れや頭皮環境の悪化を招き、結果としてAGAの発症につながるケースもあります。
AGAが発症したら終わりと言われる4つの理由
そもそもAGAはなぜ発症したら終わりと言われるのでしょうか。
その理由には、次のような点が関係しています。
それぞれの理由について、順番に解説していきます。
AGAは進行型で完治しないため
AGAは進行性の脱毛症です。
放置すると抜け毛・薄毛がどんどん進行し、薄毛が目立つようになります。
記事冒頭でもお伝えしたように、一度AGAを発症したら自然治癒することはほぼありません。
AGAの治療を始めることで進行が抑えられ、薄毛の症状を改善することは可能ですが、AGAを完治させることは難しく、治療を継続しなければ再び抜け毛が始まり、薄毛の症状が悪化していくのです。
AGAが、治療をしても完治せず、また治療を継続しなければ薄毛が進行していくことが発症したら終わりと言われる理由のひとつです。
適切な治療を続けながら、症状を抑えていくことが大切です。
治療に費用がかかるため
AGAは進行を抑えることができますが、そのためには毎日AGA治療薬を服用する必要があります。
治療薬の服用で薄毛が改善されても、髪の毛を維持するためには治療薬を継続しなければなりません。
毎日、毎月かかるAGA治療薬の薬代について年間を通して計算すると、AGAの治療費は高額になってしまいます。
AGA治療薬 | 価格 |
---|---|
プロペシア | 8,000円~10,000円/月 |
ザガーロ | 10,000円~11,000円/月 |
ミノキシジル | 5,000円~8,000円/月 |
AGAクリニックや病院で治療薬を処方してもらう場合、一般的な価格相場として上記のような費用が毎月かかってきます。
いずれのAGA治療薬を使用する場合でも約1万円程度となっていて、組み合わせによってさらに高額になる可能性があります。
AGAを発症したら終わりと言われることには、治療に費用がかかり経済的な負担が大きくなることも関係しています。
通院のための時間的な制約もあわせて必要になります。
しかし、この点は海外通販を利用することでAGA治療薬のコストをさげることで解決できます。
海外通販では、先発薬やジェネリック薬を自分で選択して購入することができるのに加え、日本国内では未認可の薬も通販で手に入れることができます。
できる限り費用を抑えて継続的に治療したい方は海外通販を利用するのがおすすめです。
治療を止めると薄毛に戻るため
進行性の脱毛症であるAGAは、治療薬を服用することで進行を抑えることができます。
抜け毛の数も減少し、健康な髪の毛が成長するようになるため薄毛の改善も可能です。
しかし反対に言うと、AGA治療を止めてしまうとAGAが再び進行し、薄毛や抜け毛の症状が再発してしまいます。
完治することがなく、発症してしまうと一生治療を続けなければならない点も、終わりと言われてしまう理由となります。
メディア・SNSの影響
近年では、薄毛や抜け毛に関する内容のメディアの発信、SNSでの投稿が増えています。
テレビやスマホを見ていると、意識していなくてもAGAに関連した発信や投稿を目にすることがあるかもしれません。
特にSNSなどで「AGAになった、終わった」などのネガティブな投稿を目にしてしまい、それが拡散されたりするとAGAは一生治らない、発症すると終わりだという極端な認識がついてしまうことでしょう。
知らず知らずのうちに受けてしまうメディアやSNSからの影響も、AGAを発症したら終わりとされる理由に関係しています。
AGA治療のゴールとは?
ここまで解説してきたように、一般的にはAGA治療にゴールはないとされています。
AGAを発症したら終わりと言われる理由のひとつである、AGAは完治しないということにも関連した内容です。
大前提として、AGA治療を生涯続けるか、途中でゴールを決めるかは人それぞれです。
必ずしも治療を続ける必要性はないため、自分のライフスタイルに合わせてゴールを見つけることもAGA治療には重要になります。
一例として、彼女が欲しいけど薄毛に悩み自信がない方であれば、治療により薄毛を改善して自信を持つことで、彼女ができるかもしれません。
そして彼女が薄毛を理解してくれたら、その段階でAGA治療のゴールと決めることも選択肢のひとつです。
また、「○○歳になったら仕方ない」と自分で年齢を決めて終了とするのもいいでしょう。
個々人がAGAを治療したい理由を再確認し、自分自身で治療のゴールを見つけていきましょう。
AGAの発症率は年齢とともに上昇
AGAの発症率は、年齢とともに増加する傾向にあります。
以下は、AGAの年代別での発症率です。
30代:約20%
40代:約30%
50代以降:40数%
参考:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版-1.疾患概念
20代の方では発症率が低いものの、50代を過ぎると約2.5人に1人がAGAを発症している計算になります。
しかしAGAの発症には遺伝的要因も関係し、何歳頃に発症するかは個人差がある点も特徴のひとつです。
それにも関わらず加齢とともに発症率が高まることから、遺伝以外の要因もAGAの発症に大きく関わっていると考えられています。
年代によりライフスタイルは刻々と変化するため、日頃から生活習慣や食事内容、ストレスなどに注意することがAGAの発症リスクの軽減につながります。
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AGA治療は早く行う方が良い
AGAの治療は、できるだけ早めにスタートすることが良いとされています。
まずAGAは進行型であり、放置していると薄毛や抜け毛の症状は悪化してしまいます。
進行した状態から治療を始めると、元通りの状態に改善するまでに多くの時間が必要です。
しかし早いうちから治療を開始すると症状も軽度なため、改善も早くなります。
抜け毛が増えてきた、生え際や頭頂部が薄くなってきたといった初期症状に注意しましょう。
また、1本1本の髪の毛が成長し抜け落ちるまでの周期であるヘアサイクルは、回数に限りがあります。
生涯のうちにわずか15回しかなく、AGAを発症すると1回のヘアサイクルも短縮されてしまうのです。
早めに治療しないと15回のヘアサイクルが終わってしまい、髪の毛が戻らなくなる恐れがあることも早期治療が重要だとされる理由です。
若いうちから予防のために頭皮や髪の毛に負担がかからないよう工夫をし、そして薄毛や抜け毛が気になり出したらすぐに治療を開始することをおすすめします。
AGAを改善するおすすめの治療方法
AGAには投薬治療やメソセラピー、植毛手術などさまざまな治療法が確立されています。
中でも一般的なのは、AGA治療薬を用いた投薬治療です。
AGA治療専門のクリニックや皮膚科などでは、主に3種類のAGA治療薬が使用されます。
フィナステリドやデュタステリドは、抜け毛を抑えるAGA治療薬です。
AGAの原因物質が作られないようにすることで、AGAの進行を抑制します。
またミノキシジルは発毛を促すAGA治療薬であり、市販薬も登場しています。
フィナステリドとミノキシジル、あるいはデュタステリドとミノキシジルの組み合わせで併用することもでき、より効率的なAGA治療をおこなうことが可能です。
人気のAGA治療薬
ここでは、当サイト(ネットのくすり屋さん)で人気のAGA治療薬を紹介していきます。
病院で処方されるAGA治療薬と同じ有効成分が使用され、また安価に購入することが可能です。
AGA治療 内服薬
AGA治療の内服薬は、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を阻害することで抜け毛を抑制する飲み薬が一般的です。
フィンペシアの有効成分であるフィナステリド、ザガーロの有効成分であるデュタステリドという、2種類の有効成分があります。
発毛を促すミノキシジルの内服薬もあります。
ネットのくすり屋さんでは、DHT生成を抑制するフィナステリドやデュタステリドと、ミノキシジル内服薬のセット商品も販売しています。
![]() ミノフィナ |
![]() デュタミノ |
![]() フィンペシア |
![]() デュタストロン |
|
特徴 | 抜け毛予防と発毛促進が同時にできる お得なセット商品 |
より優れた発毛効果が期待できる AGA治療薬のセット商品 |
安価に購入できる 定番のプロペシアジェネリック |
優れた抜け毛予防 |
効果 | 抜け毛の抑制 発毛促進 |
抜け毛の抑制 発毛促進 |
抜け毛予防 | 抜け毛予防 |
有効成分 | フィナステリド1mg ミノキシジル2.5mg・5mg・10mg |
デュタステリド0.5mg ミノキシジル5mg |
フィナステリド1mg | デュタステリド0.5mg |
価格 | 1セット 5,710円~ | 1セット 8,800円~ | 30錠 1,350円~ | 30錠 2,700円~ |
AGA治療 外用薬
AGA治療薬の外用薬は、発毛促進作用のあるミノキシジルを有効成分とした塗り薬が一般的です。
内服薬と併用して外用薬を使用することで、さらに高い治療効果を実感することができます。
有効成分ミノキシジルの濃度や、一緒に配合されている育毛成分に注目して選ぶのがおすすめです。
![]() フォリックスFR15ローション |
![]() ツゲイン |
![]() 爆毛根 |
|
特徴 | 多数の育毛成分で高い効果 | 濃度が選べる | 抜け毛を防いで発毛促進 |
効果 | 発毛促進 | 発毛促進 | 発毛促進 抜け毛予防 |
有効成分 | ミノキシジル15% | ミノキシジル10%・5%・2% | ミノキシジル7%・5% デュタステリド0.1% |
価格 | 1本 5,980円~ | 1本 2,000円~ | 1本 9,680円~ |
AGAは予防できる!
AGAは、毎日の工夫により予防をすることができます。
最も大事なことは頭皮ケアを行い、髪の毛や頭皮にダメージをかけないことです。
頭皮マッサージをおこない血流を良くする、頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーを使用するなどのケアが頭皮環境の改善につながります。
またヘアカラーやブリーチ、パーマなどは髪の毛や頭皮に負担がかかるため、やりすぎないように注意が必要です。
また他にも、AGAの予防につながる生活習慣もご紹介します。
・適度な運動を習慣にする
・栄養バランスのとれた食事をとる
・過度な飲酒、喫煙は避ける
毎日の生活習慣の改善は、AGAのみならず生活習慣病の予防にもなるため意識するよう心がけましょう。
AGAを発症したら早期治療が肝心
結論として、AGAは発症したら終わりではありません。
治療をしなければ抜け毛や薄毛は悪化しますが、反対にAGA治療薬を服用するなど、適切な治療により症状を改善することができます。
諦めるのではなく、うまくAGAと付き合っていくことが重要です。
何よりも、AGAは早期治療が肝心です。
早めに治療を開始するほど回復しやすく、髪の毛もより早く生えてくるようになります。
完治することがないため、いつまで治療を続けるのか?どこをゴールとするのか?は自分のライフスタイルに併せながら治療していきましょう。