AGAは30代でも起こる?!30代では5人に1人が薄毛に悩むその原因と対処法とは?

AGAは30代でも起こる?!30代では5人に1人が薄毛に悩むその原因と対処法とは? AGA(男性型脱毛症)

AGAは30代でも発症する進行性の脱毛症です。

髪の毛のボリュームが減った、抜け毛が多いなど30代でも薄毛に悩んでいる方は多くいます。

本記事では、AGAの原因と対処法について詳しく解説していきます。

薄毛になりたくない、薄毛を改善したい方はぜひ参考にしてみてください。

30代はAGAの発症率が20%

日本皮膚科学会によると、日本人男性がAGAを発症する頻度は、全年齢において約30%と報告されています。

30代では約20%の方がAGAを発症しており、5人に1人は薄毛に悩んでいるのです。

特に、20代後半から30代にかけて目立つようになり、加齢とともに進行して40代以降に完成します。

そのため、30代の場合はAGA初期から中期を迎える人が多いです。

参考サイト
男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版-1.疾患概念

30代のAGAが起こる原因

30代のAGAが起こる原因

30代で発症するAGAは、様々な原因によって引き起こされます。

大きく分けて以下の3つの要因がありますので、それぞれ詳しく解説していきます。

AGAを引き起こす原因について知っておくことで、日頃の生活を見直して発症を防げる可能性があります。
薄毛にならないためにも原因を知り対策しましょう。

内的要因

内的要因は遺伝ホルモンバランスによるものであり、AGAは内的要因の影響が強いです。

遺伝の場合、母方の祖父や父親が薄毛だとAGAを発症しやすいと言われています。

男性は、男性ホルモンの分泌量の低下が緩やかであり、AGAの原因であるホルモンが減らないため薄毛が進行しやすいです。

また、ホルモンバランスの乱れは、男性ホルモンが過剰分泌されるため薄毛を引き起こす可能性があります。

外的要因

AGAを引き起こす外的要因は、ヘアカラーワックスパーマなどが挙げられます。

ワックスなどの整髪料を使ってセットをしている場合、毛穴に汚れがつまりやすいです。

また、整髪料の油分を落とすために何度も強く洗うことで、頭皮が乾燥して皮脂の分泌が増え、頭皮環境が悪化します。

ヘアカラーやパーマは薄毛と直接的な関係はありませんが、強い薬剤を使用しているため、頭皮や毛髪にダメージを与えて薄毛の原因につながります。

環境要因

AGAは血行不良や栄養不良が影響するため、ストレス食生活睡眠などの環境を見直すことが大切です。

人間関係や仕事などによるストレスは、自律神経が乱れて血流が悪くなり、毛髪の成長に必要な栄養素が届きにくくなります。

そのため、ストレスから薄毛になる人が多くいます

また、偏った食事や高カロリーな食事は、皮脂の分泌を増やすため、毛穴のつまりから頭皮環境が悪化して薄毛につながる可能性が高いです。

慢性的な睡眠不足は、毛髪の成長に必要なホルモンの分泌が低下するため、薄毛の原因になります。

これってAGA?セルフチェック

これってAGA?セルフチェック
薄毛の判断が難しい方に向けて、AGAの初期症状をご紹介します。

以下の項目について、ぜひセルフチェックしてみてください。

・1日に100本以上髪の毛が抜ける
・ボリュームが減ってきている
・枕元に抜け毛が増えた
・頭皮が透けて見えるようになる
・ヘアセットが難しい

上記に該当する方は、AGAを発症している可能性があるため注意しましょう。

30代から始めるAGA治療

AGAは進行性の脱毛症のため、気づいたときに治療を始めることが大切です。

初期段階で治療をすることによって、ヘアサイクルを正常にして抜け毛の進行を抑制し、改善も早くなります。

進行して頭皮が見える状態になると、治療に長い時間が必要になるため注意が必要です。

AGA治療は、内服薬や外用薬を使用した投薬治療がメインです。

その他、注射やレーザーで有効成分を注入するメソセラピーや植毛などもありますが、投薬治療と比べて費用が高くなります。

AGA治療薬

AGA治療でよく使用されている治療薬は、主に以下の3つです。

フィナステリドとデュタステリドは、AGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑えてヘアサイクルを正常化し抜け毛を抑えます

フィナステリドとデュタステリドは、抜け毛を抑える効果は同じですが、デュタステリドの方が広範囲に効果を発揮するためより効果的です。

ミノキシジルは発毛効果が認められている成分であり、血流を改善することで毛母細胞を活性化して発毛を促進します

単独の使用でも薄毛を改善する効果を期待できますが、抜け毛抑制と発毛促進を併用することでより効率よく治療を行うことが可能です。

おすすめのAGA治療薬

フィンペシア
フィンペシア
フィナクス
フィナクス
ツゲイン
ツゲイン
ミノクソール
ミノクソール
デュタストロン
デュタストロン
特徴 ヘアサイクルを正常にして抜け毛を抑える コストパフォーマンスに優れており費用を抑えてAGA治療したい方におすすめ 気になる箇所に直接塗布できるミノキシジル外用薬 成分が全体に行き渡り、ムラなく発毛を促進 フィナステリドと比べてAGA進行抑制効果が高い
成分 フィナステリド1mg フィナステリド1mg ミノキシジル2%・5%・10% ミノキシジル5mg・10mg デュタステリド0.5mg
メーカー シプラ Asle pharmacenticals シプラ Asle pharmacenticals Asle pharmacenticals
価格 1,350円~ 4,000円~ 2,500円~ 3,500円~ 2,700円~
1日当たりの
価格
45円 40円 83円 35円 90円

日常からできる薄毛予防

30代でも発症する可能性がある薄毛。

薄毛は発症すると完治することはなく、治療しない場合は進行していきます

薄毛にならないためにも、日常生活から薄毛予防を行うことが大切です。

薄毛が気になり始めた、薄毛を予防したい方に向けて、日常生活でできる薄毛予防をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

生活習慣を整える

予防ポイントとして、生活習慣を整えることが大切です。

毛髪の成長を促す成長ホルモンは、22~2時の間に多く分泌されるため、早めに就寝して睡眠をしっかりと取りましょう。

また、喫煙は血管を収縮させるため、血流を悪くして頭皮に必要な栄養素が届きにくくなります。

喫煙は、頭皮環境を悪化させて薄毛の原因になるため控えるようにしましょう。

他にも、ヘアカラーやパーマを控えたり、頭皮に優しい薬液に変えたりするなど、頭皮環境を悪化させないようにすることが大切です。

栄養を摂る

健康的な毛髪の成長には、栄養バランスのとれた食事が必要です。

栄養素の中でもビタミンタンパク質ミネラルは頭皮にいい栄養であり意識的に摂ることをおすすめします。

これらの栄養素が含まれた食材をいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ビタミン:緑黄色野菜、柑橘類、ナッツ
タンパク質:青魚、豆類、乳製品
ミネラル:カキ、海藻、牛乳

頭皮にいい栄養素をバランスよく摂ることで、頭皮と毛髪の健康をサポートするため、食生活の見直しを行いましょう。

おすすめの育毛サプリメント

食事だけで頭皮にいい栄養を摂取するのは難しいため、手軽に栄養補給できるサプリメントで補うことがおすすめです。

頭皮にいい成分が含まれた育毛サプリメントについて、いくつかご紹介しますのでご覧ください。

プレミアムリジン
プレミアムリジン
ノコギリヤシ
ノコギリヤシ
ヘアーオメガ3-in-1
ヘアーオメガ3-in-1
ビビスカルプロ
ビビスカルプロ
特徴 毛髪の健康に必要な成分が豊富に含まれている AGAの原因である5α₋還元酵素の働きを抑制する 栄養不足や血行不良を治してヘアサイクルを改善 美容クリニックでも処方される育毛サプリメント
成分 L-リジン
亜鉛酵母
海藻粉末など
ノコギリヤシ ノコギリヤシ
ナイアシン
パントテン酸など
海洋性たんぱく質複合体
ビタミンC
ビオチンなど
メーカー ドクターズファーマシー Swanson DrFormulas, LLC Church & Dwight Co., Inc
価格 200錠
1,980円~
250錠
2,700円~
120錠
5,600円~
60錠
9,820円~

30代のAGA治療に関するよくある質問

30代のAGA治療について、よくある質問をまとめてみました。

薄毛の治療を始めるべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

30代で薄毛になるのは早いですか?

薄毛は20代後半から30代にかけて増えてくるため、30代で薄毛が早いということはありません。

日本皮膚科学会の調査によると、30代では約20%の方がAGAを発症しており、5人に1人が薄毛に悩んでいます。

30代はAGAの初期段階の可能性が高く、早期治療することによって早く薄毛を改善できます。

デュタステリドは30代でも使えますか?

デュタステリドには年齢の制限がないため、AGA治療薬は30代でも使用できます。

初期の治療ではプロペシアを使用することが多いですが、6ヶ月以上服用しても効果を実感できない場合はデュタステリドへ変更できます。

ただし、効果の高さからプロペシアよりも副作用が強く出る可能性があるため、様子を見ながら服用しましょう。

30代の薄毛と40代の薄毛に違いはありますか?

30代の薄毛と40代の薄毛の違いは進行度発症率です。

30代の場合は初期段階の方が多く、40代は頭皮が見えるような薄毛がかなり進行している方が多い印象です。

薄毛の発症率は30代で20%、40代で30%となり30代と比べて10%上がります。

AGAの進行具合は、ハミルトン・ノーウッド分類で確認することができます。

ハミルトン・ノーウッド分類

40代の場合、中等症のⅢ程度まで進行している場合が多いです。

40代だから手遅れということはなく、治療をしっかり行うことで薄毛は改善できます。

早めの方が治療効果も早く実感することはできることが多いですが、40代でもAGAは治せる病気です。

治療効果が高いフィナステリドとミノキシジルのセットなどを使用して治療を行うことがおすすめです。

AGAは発症したら終わりではない!終わりと言われる理由と髪を取り戻す方法を紹介
AGAは一度発症したら終わりだ、と思っている方が多いようですが、今AGAは治療できる病気です。どうして終わりと言われてしまうのか、今回はその理由と髪を取り戻す方法を紹介していきます。
タイトルとURLをコピーしました